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うどん、蕎麦、ラーメン、パスタ…。日本は、多種多様な麺料理が楽しめる国としても、知られていますね。

そして、この“麺大国”から太平洋を渡り、カナダで独自の“パスタ道”を歩んでいる日本人女性が、Adachi Miyukiさんです。大阪出身の彼女は、生パスタづくりの素晴らしさに魅了され、独学でその技を習得。

現在、カナダ・トロントのレストランで、パスタ職人として活躍していて、彼女のお店では、通常6種+日替わり2種の計8種類を提供していて、毎日大盛況なのだそうです。

Miyukiさんがご自身のインスタグラムで取り上げているパスタのなかから、いくつかご紹介していきたいと思います。

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ガルガネッリ(garganelli)は、イタリア北東部エミリア・ロマーニャ州の伝統的なショートパスタ。ペッティネ(Pettine)という木櫛のような目のある板の上に、正方形のパスタ生地を置き、丸い棒にくるくると巻き付けながら転がしていきます。

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イタリア語で“小さな耳”を意味する、オレッキエッテ(Orecchiette) 。棒状に切り分けた生地を、親指の腹を使って、ひとつひとつ成形する、ショートパスタです。

グリーンやブラックのころんとしたフォルムが、かわいらしい!

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細い縄のような、らせん状のパスタ、フジッリ(Fusilli)。イカスミの黒が、アクセントになっています。

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こちらは、グリーンとオレンジのツートーンカラーでねじり合わせた、珍しいフジッリ。食感やソースとの絡み具合だけでなく、パスタ麺としての見た目の美しさをも追究した逸品です。

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S字形の断面が特徴的な、シチリア島の伝統的なショートパスタ、カサレッチェ(casarecce)。

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ラビオリの一種で、方形状の詰め物パスタ、カソンセイ(casonsei)。鮮やかな紫カラーは、赤ビーツなのだそうです。

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豊かな食文化を持つイタリアで、とりわけ欠かせない要素となっているパスタ。

13世紀頃、ヴェネツィアの商人マルコ・ポーロによって中国から伝えられたという説や、古代のエトルリア人やローマ人が、すでに、ラザニアのようなものを食していたとか、アラブ系の遊牧民族が中央アジアから地中海にもたらしたなど、その起源には諸説あります。

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14世紀頃までにはパスタ機が発明され、量産がスタート。庶民にも手の届く一般的な食材として、広く用いられるようになりました。

その後、18世紀後半には、トマトがパスタソースとして普及し、20世紀初め、多くのイタリア人が北米に移住したことで、世界的なカジュアルフードとしての地位を確立したそうですよ。

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現在のパスタは、工場で加工された乾麺が主流。国際パスタ協会(IPO)によると、2012年、イタリアで消費された乾麺は150万トンを超えた一方、生パスタは約15.7万トンと、その10%程度にとどまっています。

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卵と中力粉からなる生パスタは、麺の味わいが楽しめるよう、軽いソースと合わせるのが一般的。

誰でも簡単にパスタ生地を扱うことのできる家庭用パスタマシンもありますが、Miyukiさんをはじめとするパスタ職人の手によって、ひとつひとつ形づくられていく生パスタは、きっと絶品です。

日々、独創的なパスタを共有してくれている、MiyukiさんのInstagramをながめてみると、自然とパスタが恋しくなりますよ。

Miyuki Adachi Instagram[Instagram]
The Mouthwateringly Mesmerizing Art of Making Fresh Pasta by Hand[via My Modern Met]

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