東京ビッグサイトで開催中の「国際見本市インテリア ライフスタイル(IFFT)」。ルーミー編集部がまるごと東京ビッグサイトへ出張し、現地から最新のインテリア情報をお届けします。ほか記事はこちらからどうぞ。
まさにグッドアイデア!
スケートボードのデッキ型、玄関マット「OFF THE MAT」。
製作したのは、福島を拠点に活動する、イノシシデザインです。
スケートボードの動きと泥を落とすマット上での動きの類似性に気づき、生まれたデザインだそう。
「デザインの面白さだけじゃなく、そこに機能性がないとすぐに使われなくなってしまう」
その思いから、イノシシデザインが展開するアイテムには、「あぁ、これは便利だ」と、すぐに利用シーンが思い浮かぶ要素が詰まっています。
たとえば、こちらのサイドテーブル。脚の部分にグルっと巻かれたコード。ただのデザインかと思いきや、
実は、コンセントなんです。何に使うのかな?と思い、天板をよく見ると…、
コンセントの穴が! しかも3つも。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどのガジェットとテーブルは、もはや切っても切り離せない存在です。脚の下には車輪がついているので、動かすのも簡単。ベッドサイドやソファー、仕事の時のサブデスクとして、その活躍が容易に想像できるアイテムです。
そしてこちらは、ドリップスタンド。一見、無骨なデザインですが、
なんとドリッパーの下には、受け皿が!
コーヒーを淹れた後に、面倒なドリッパーの処理。カップを取ると、ドリップスタンドやテーブルに、コーヒーがポトポト落ちてしまいますよね。でも、これなら、ドリッパーをいちいち流し台に持って行かないといけない、あのストレスから開放されるんです。
発想はシンプルながらも、使う人のイメージがしっかりとされているデザインですよね。
イノシシデザインのコンセプトは、
「Goodよりも魅力的に、世の中の客観的な評価以上に主観的に使ってみたいと思えるプロダクトを提案しています」
なるほど、どのアイテムも自分自身が使っているイメージが湧いてくる理由がわかりました。
イノシシデザインのアイテムは、デザイナー自身によるハンドメイドと、地元福島をはじめとした企業と協働で製作されています。そのため、いま注文すると、届くのは来年3月になるそうです。
しかし、時代に影響しないそのデザイン(機能性)は、手元に届くまでの数ヶ月の時間の流れなんて、意に介さずに活躍するでしょう。
[HAS A SCALE]
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