151105ECEverest

SHARE


世界最高峰のエベレストを舞台にした映画『エベレスト3D』が、本日より全国で公開中です。3Dならではの圧倒的な迫力で観客に壮絶なサバイバルを体感させるのは、アイスランド出身のバルタザール・コルマウクル監督。ルーミーでは先日、来日した監督にお話をうかがいました。

映画で描かれたのは、1996年にエベレストで起きた実話。登山ガイド会社を運営する主人公ロブ・ホール率いる登山ツアーに、日本を含む世界各国から参加したメンバーたちは、下山中にブリザードに遭遇。自然が猛威をふるうデスゾーンで、生き残りをかけた闘いに挑みます。

151105Everest-02

実話ということもあり、今作が肉体的にも精神的にも大きな挑戦となることは明らかでした。それでも、「断る理由はひとつもなかった」と監督は語ります。

「事実を徹底的に調べて、限りなく真実に近い作品を作りたかった。世界一高い山を舞台にしながらも、非常に親密な物語を描ける機会でもあった。そういった全ての要素に引きつけられたんだ。」

「僕は1日に5回も天気が変わるような国の出身だからね。この映画を作るために生まれてきたようなものだよ。それにこの機会を利用して、ハリウッドのスタジオにリアルなストーリーを作らせようと企んでいたんだ(笑)」

151105Everest-07

撮影前のリサーチ段階では生存者や遺族にも会いに行き、当時ベースキャンプで録音された通信記録を聞く機会もあったのだとか。

「1日分の録音が最後の会話まで残っていた。彼らにとっては大きなトラウマだったから、テープを再生するのは18年ぶりだったそうだよ。それを一緒に聞くことができたのは、非常にエモーショナルな体験だった。」

151105Everest-04

ネパールとイタリアン・アルプスでの過酷なロケを含む撮影期間は計5ヶ月。「全てが良い思い出だよ。マイナス30度の気温の中、1日12時間、6週間も過ごしたんだからね」と振り返った監督は、「中には途中で諦めようとしたスタッフもいたけれど、僕を説得するのは難しいんだ」と笑っていました。

「暖房のないロッジで電気毛布にくるまって寝たり、吊り橋にヤクが突っ込んできて人が落ちそうになったり、毎日がそんな感じだったよ。役者たちはアシスタントを連れて来ることもできなくて、荷物は自分で運ばなければならなかったんだ。」

「今作は役者たちにとっても大切な旅になったはず。中には最後までやり遂げられるか確信のなかった人もいたからね。でも、実際にはやり遂げたわけで、それは大きな達成感をもたらしたはずだ。」

151105Everest-03

監督は大勢のスタッフやキャストが力を合わせて完成した今作を観て、エベレスト登山を劇場で体感してほしいと考えているそうです。

「人間は自然の力のなすがままだということ。地球は生きていて、人間は自然の一部だということ──言葉ではなく、映像から理解してほしい。言葉で伝えるよりも、目で見る方が大きな意味を持つと思うんだ。」

エベレスト3D
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、ロビン・ライト、エミリー・ワトソン、キーラ・ナイトレイ、サム・ワーシントン、ジェイク・ギレンホール、森尚子 他
配給:東宝東和
© Universal Pictures
TOHOシネマズ日劇ほか全国公開中

エベレスト3D』[東宝東和]

151105ECEverest

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense