最愛の人が亡くなったとき、どんな風にその人を弔うか、考えたことがありますか?
「自分も、周りの友人たちも死者を弔うことについて考える年齢になってきたことから、現実生活で感じている気持ちで取り組むことができました」
そう語るのは、「虹NIJI」シリーズのデザインを担当した、プロダクトデザイナーの磯野梨影さん。
仏具のおりんは、昔から人の心を癒す音を発すると言われています。その音の可能性に着目したのが、神仏具、美術銅器の制作卸を行う富山県高岡市の山口久乗。
リーンという、凛として華やかな音は、やがて身も心も包み込まれるような安心感のある響きを放って、心の中に広がって満ちていきます。
山口久乗では、おりんの音色を活かして日常生活に溶け込むような物がつくれないかと考え、磯野さんと一緒にさまざまな商品開発を行っています。この「虹NIJI」シリーズは、そのひとつ。
「虹NIJI」シリーズには、おりんをはじめ、お香立て、キャンドルホルダー、花器、アートフレーム、キャンドルやお香を収納できるキャビネットなどがあり、信仰に関係なく、また単体での使用もできます。
リビングに。
キャビネットの片隅に。
ベッドルームに。
特別な場所を用意しなくても、おりんと花、ちょっとした思い出の品を置くだけで、大切な人のためのささやかな祈りの場がつくれます。
そのほか、山口久乗には磯野さんと共同開発を行った呼び鈴「ことりん」や
ドアに付けるチャイム「どありん」など、おりんの音を活かした多彩な商品があります。
小鳥のさえずりのような音、みずみずしく潤いに満ちた音、限りなく深く穏やかな音、天使が空で舞い遊ぶようなキラキラ明るく楽しい響き、永い余韻とやさしく豊かな響きなど、どれも「おりんのイメージ」が変わるような美しい音色です。
暮らしの中に癒しと安らぎをもたらしてくれる、その素敵な音色をぜひ一度、聴いてみてください。
今夏、富山県の本社屋内にオープンしたショールームには、すべてのアイテムが揃っています。ウェブで商品詳細が見たい方はこちらからどうぞ。
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