引き続き、「TOKYO ART BOOK FAIR 2015」で気になった本を紹介していきますね!

「TOKYO ART BOOK FAIR 2015」では、日本はもちろん、世界中からたくさんの出版社やアーティストが出展しています。

東京には輸入書籍を扱う書店が数多くありますが、日本で販売されていない珍しい本に遭遇できるのも、楽しみのひとつです。

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こちらは、ドイツのライプツィヒにある出版社「Lubok」(ルボーク)の書籍です。ベルリンやNY、パリで人気のあるアートブックを発行していますが、日本ではほとんど流通していない貴重な本です。

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「Lubok」のあるライプツィヒは、人口52万人ほどの街で、旧東ドイツではベルリンに次いで2番目に大きな都市です。バッハやメンデルスゾーン、ゲーテ、シラーといった有名な芸術家ゆかりの地であるとともに、世界で初めての日刊新聞が印刷された街としても知られ、現在も出版業が盛んです。毎年3月には、書籍の見本市も開催されています。

こちらの書籍は、「リノカット」という版画の手法で作られています。

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「リノカット」とは、「リノリウム」というコルクや木の粉から作られる合成樹脂の板を、版画と同じように彫り上げます。木製の版板と違い、リノリウムはゴムのように弾力がある素材なので、用紙にしっかりと密着し、インクの鮮やかさや密度がしっかりと再現されるのが特徴です。

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つまり、こちらのアートブックは、作家が一点一点手刷りしたものをまとめた一冊なのです。

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ページを開くと、かすかにインク特有の匂いがあり、これが手刷りで出来ていると実感できます。カラフルな発色が、本当に美しいです。
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ちなみに、こちらがプリント工房で製作される様子です。1958年製の機械で、職人がプレスしています。

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こちらの「Lubok Reihe」というシリーズは、11巻目まで発行されており、どれも見応えのある作品集です。

他にも、コラージュや写真集(こちらはオフセットプリント)など、美しい作品がたくさんありました。

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なかなか日本では見かけることのできない「Lubok」の書籍たち。「Lubok」の出版物をまとめてチェックできるサイトはこちら(ドイツ語、英語)です。

そのほか「Lubok」に関する日本語でのお問い合わせは、下記までご連絡を。

contact@atelieriii.com

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