「実はこれ、職人さんが作っていてね…」

こんな風に誰かにストーリーを伝えたくなるお気に入りのもの、ありますよね。

京友禅伝統の手描染匠(せんしょう)である富宏染工株式会社のオリジナル・ブランド「tomihiro」には、そんなアイテムが揃っています。

そもそも京友禅は元禄時代に誕生した京都の伝統工芸品の1つ。着物に模様を描いたのが始まりだと言われています。白い生地が京手描友禅の着物になるまでには、意匠の考案から染めの仕上げまで15前後に分かれた工程があり、それぞれ互いの仕上がりに深く影響を及ぼすほど繊細なんだそう。その全工程を統括し、完成された美へと導いていくプロデューサーの役割をするのが、“染匠”です。

「tomihiro」は、この伝統的な京友禅を現代に昇華する新しい試みとして、ペンケースや飲料用のタンブラーなどを展開。小物であっても手描き友禅の着物と同じ工程で作られているのですが、そこには「本物だけが持つ素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」という想いが込められています。

こちらは京都・祇園の舞妓さんの着物で作られたペンケース。全て職人さんの手作業で色鮮やかに染められた4色展開で、小さな京組紐のストラップがついています。

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そして、上品で高級感あふれるタンブラーまで。

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「伝統的な京友禅の着物を現代の生活を彩るものに出来たら」との思いで作られているそう。生地は絹100%。撥水加工がされているので安心して使えます。京友禅の美しさとともに、美味しいコーヒーやお茶を頂くなんて贅沢な時間です。

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その他、iPhoneケースやメガネケースなどもあるので、シリーズで揃えたくなりそうです。

京友禅の着物がお好きな方はもちろん、まずは小物から…という方も、ぜひどうぞ。大切な方へプレゼントしても喜ばれそうですね。

「tomihiro」

Photo by tomihiro

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