私たちにとって「たまご」は、とても重要な食材のひとつ。
たまご料理はもちろん、パンやケーキ、麺類など、その形を変え、さまざまなお料理の中に使われています。
でも、たまごにアレルギーを持つ人々は「たまご」が使われた食事を楽しむことができません。
また、海外では狭いケージに鶏たちが押し込められているという養鶏場の環境について問題になっていたりと、たまごを産んでくれる鶏の飼育環境の面でも改善が望まれています。
「それなら、植物でたまごをつくろう」と立ち上がったのが、企業家のJoshua Tetrickさん。2011年、サンフランシスコにHampton Creek Foods社を設立しました。
ビル・ゲイツさんが出資したことで数年前に話題になりましたので、国内外問わず、その動向が注目されてきている企業。
そんなHampton Creek Foodsでは、卵よりも持続可能で、栄養があり、コレステロールやアレルギーの心配がなく、おいしい、植物由来の人造たまご「Beyond Egg」を開発しました。
そして、アレルギーを持つ人やヴィーガン(菜食)の人たち、また、健康に気を使う人たちにもたまごやたまごを使った製品を提供しています。
もちろん、ただたまごの味が楽しめればよいというのではなく、その固まり方や色、乳化、他の材料と混ざった時の作用なども研究されているのだそうです。
そして、人造たまごの「Beyond Egg」を使ってつくられた「Just Mayo」は、植物性のマヨネーズ。コレステロールがゼロで、乳製品や大豆を含んでいないため、 生活習慣病やアレルギー体質の人も食べることができます。
さまざまな人が同じ機会を与えられる社会を目指して。
人々の毎日を豊かにする発明ですね。
“Just Mayo” Company, Hampton Creek, Raises $90 Million [Very Vegan Resipes]