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蛇口をひねれば、きれいな水が出てくる。そう言える私たちは、とても幸せなのだ。

一方、Water.orgによると、世界には7.5億人、実に9人に1人がきれいな水を手に入れることができない状況にあります。

人に有害なバクテリアなどに汚染された水や飲料水が原因で、毎年84万以上の人たち、1日あたり約2,300人が命を奪われています

2013年の統計では、アメリカのサンフランシスコの人口が約83万7千人ということなので、毎年、それほどの人たちが「水」や衛生環境が理由で命を落としているということになります。

そこで、カーネギーメロン大学の化学者Theresa Dankovichさんが開発したのが、汚れた水をろ過できるフィルター「pAge」とそれを1冊の本にした「The Drinkable Book」。

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Theresaさんの研究では、銀ナノ粒子や銅ナノ粒子が塗布されているフィルターを使って、さまざまな地域の水で実験をした結果、99.9%のバクテリアをカットできるとのことです。

使い方は簡単。

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本からフィルターを1枚切り取り、特別なフィルターボックスにセットし、水を注ぐだけ。

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また、ページの1枚1枚には、安全な水や衛生管理に関して学べる内容の文章がプリントされており、きれいな水の必要性を学んでもらえるようになっています。

動画はこちら。

1ページで100リットルの水をろ過することができ、The Drinkable Bookが1冊で、1人分の飲み水を4年間つくりだすことができるのだそうです。

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すでにバングラデシュやガーナ、南アフリカなどで試験運用が行われています。

多くの人の命を守る本「The Drinkable Book」。現在、海外のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で資金調達中です。

フィルターを通せば、きれいで安全な水が飲める。落とさなくていい命を救ってくれる革命的な本になりそうです。

pAge Papers: Pilot scale tests of Drinkable Book [Indiegogo]

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