これまで全国各地で行われてきた食と音楽のライブイベント「EATBEAT!」。料理ができるまでの過程を、見る、聴く、感じる、新しい視点のライブパフォーマンスです。

今回の舞台は四国・香川県高松市。「EATBEAT! in 高松」と題して、年間を通じて高松市のとっておきの食材を紹介していくというもの。

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そこでルーミーでは、瀬戸内海を渡り、高松の食材が奏でる音楽を体感しに行ってきました。高松港の近くにある「披雲閣」という歴史ある建物が会場です。

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こちらが「EATBEAT!」のお二人、料理を担当する堀田さん(左)と音楽を担当するヘンリーワークさん(右)です。堀田さんが調理をする音や、お客さんが料理を味わう音を、ヘンリーワークさんがデジタル方式で録音(サンプリング)して音楽にしていきます。

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会場には、ヘンリーワークさんが製作したチョークアート「本日のお品書き」がありました。鰆(さわら)は全国でもよく耳にしますが、「鰆のカンカン寿司」とは、一体どんなお寿司なのでしょうか?


さっそくサンプリングがスタート!

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まずは、ウェルカムドリンクとして中田養蜂所のはちみつを使った、はぜのはちみつレモンが振る舞われます。

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芳醇なはちみつの香りに、キリリとしたレモンの苦味。初夏を連想させる爽やかなレモネードで喉を潤しました。

すると間もなく、参加者に「まだ食べないでください」と言いながら、にんじんスティックが配られました。ここで音楽担当のヘンリーワークさんから説明が入ります。

「皆さんに今お配りした、にんじんスティックを噛んだ時の“ポキッ”って音をサンプリングしますので、しばしお静かに!」

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「それでは代表して、まず市長の“ポキッ”をサンプリングしてみます」

会場の全員が息を凝らして、市長の“ポキッ”に集中していました。なんとシュールな光景。

“ポキッ”

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続いてみんながタイミングを合わせて、にんじんスティックを“ポキッ”。

その他にも、包丁で玉ねぎをスライスする“トントントン”や、ミキサーでイチゴソースを撹拌する“ガッガッガッ”といった音がサンプリングされていきます。

これらの音を巧みに重ね合わせ、ヘンリーワークさんが即興で音楽にしていくのも、この「EATBEAT!」の醍醐味。

みんなが発した音から、どんなリズムやメロディーが作られていくのか楽しみです。


思わずため息が出る、色とりどりの野菜たち

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サンプリングが続く一方で、着々と色とりどりのお料理が盛りつけされていきます。

まずは、鯛のカルパチョとグリル野菜のサラダ、そして女峰のビネグレットソースが登場。(女峰:スカイファーム アスパラガス:富岡雅路さん そら豆かまぼこ:熊野かまぼこ)

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よそ見をしていると、綺麗に盛り付けされた品々も一瞬で無くなってしまいます。ほんと皆さん食べるのが大好き。夢中でお料理を楽しみます。

鯛のカルパッチョは、酸味とほのかな甘味の女峰のビネグレットソースが抜群の相性。付け合わせの濃厚なアスパラガスとのバランスも良く、最高のおいしさでした。


香川といえば、やっぱりうどんだよね

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一方では、二品目の讃岐うどんの実演が始まっています。

高松市の人気店「たも屋」さんが披露する、うどんを捏ねる・足で踏む・のばす・切るの一連の作業。

実際に“ギシッギシッ”とリズミカルにうどんを踏む作業を見たのは初めて。とても新鮮でした。

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振舞われたのは、醤油をかけてレモンを絞っていただく、シンプルな“ぶっかけうどん”。程よいコシがあって、のどごしの良いおいしい讃岐うどんでした。


そういうことだったのか!「鰆のカンカン寿司」

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むこうでは、三品目の“鰆のカンカン寿司”の準備が始まっていました。独特な大きな木製の型に、カンカン寿司の具材が詰められていきます。それにしても大きな型。こんなサイズは見たことがありません。

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中央のブースでは、ヘンリーワークさんが黙々と作業を重ねます。先ほどサンプリングした音を重ね、BGMとして会場に流れていました。

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カンカン寿司のコーナーでは、大きな型にすべての具材が入れられ、参加者数名で“ギュッギュッギュッ”と上から力強く押していきます。

最後に、木槌で大きな木型をていねいに叩いていきます。会場に“カンカンカン”と木槌で木型を叩く威勢のいい音が響きます。

これが“カンカン寿司”の由来なんですね。

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木型を外すと、見事な押し寿司の完成です。上にのった鰆がピカピカ輝いていて、とても春らしい見た目。

一口ほおばると、ぎっしり詰まった酢飯のさわやかな酸味と、さっぱりとした鰆の風味が口に広がります。山口紗子さんのそら豆の食感がいいアクセントになっていて、とてもおいしかったです。

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最後はデザートタイム。デコポンの牛乳寒に、スカイファームさんで穫れたさぬき姫のイチゴソースが、手際よくトッピングされていきます。

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これが本当においしかった。牛乳寒に入ったデコポンの酸味と食感がいいアクセントになっていました。

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イベント終了後には、食材を提供した生産者の方と「EATBEAT!」のお二方との記念撮影といった、ハートフルな場面も。参加者・生産者・関係者・堀田さん・ヘンリーワークさんが一体となって作り上げた、笑顔のあふれるライブイベントでした。

先日、このイベントでサンプリングされた音源を使った、PVが公開されました。これは必見です。ライブイベントならではの、臨場感あふれる音と、みずみずしい映像で、めっちゃかっこいいですよ!


高松ならではの「オープンな気質」から生まれた、新しい取り組み

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イベントの途中に紹介された、「EATBEAT!」のお二人の高松市内でのエピソードが印象的でした。

今回の準備のために、高松市内のいろんな場所に行きました。すると、行った先で出会った方々から「できることがあったら、なんでも言ってよ!」と親切な言葉をもらいました。誰もが親身で好意的で、とてもうれしかったです。(堀田さん)

他所から来た人と現地の人との交流から、さらにおもしろいコトが広がっていく。新しいことを受け入れるオープンな気質や温かいホスピタリティは、穏やかな瀬戸内海に開かれた高松ならではの賜物かもしれません。

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8月9日には、女木島で第二回の「EATBEAT! in 高松」が行なわれました。そのときの様子は以下からお楽しみください。

次回は、2015年11月1日に高松市中央卸売市場で開催予定です。詳細は「EATBEAT! in 高松」のサイトFacebookページからご確認くださいね。

Special thanks!: 坂口祐(物語を届けるしごと)

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