「国連ハビタット賞(World Habitat Awards)」を2010年に受賞するなど、サステナブルな都市開発のロールモデルとしても高く評価されている、スウェーデン南部の都市マルメ(Malmö)で、そのアイコン的存在となっているのが、高層ビル「ターニング・トルソ(Turning Torso)」

2005年の開業以来10年間の成果が認められ、2015年8月、国際的非営利団体「高層ビル・都市居住協議会(CTBUH)」から表彰されたことでも、最近、話題となっています。

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190メートルにおよぶ54階建てのビルは、スカンジナビア半島でNo.1の高さ。

1階から10階までがオフィススペース、11階から52階までは全147戸からなる住居スペースとなっており、最上階の2フロアには、貸し会議室・イベントスペースも設けられています。

ターニング・トルソは、アテネ・オリンピックスタジアムを手がけたスペイン出身の建築家サンティアゴ・カラトラーバ氏(Santiago Calatrava)によって設計されました。

くねくねと曲がったアシンメトリーなデザインは、背骨を中心として左右にねじれたヒト型の彫刻がモデル。

5つの階で構成された立方体が、時計回りにねじれながら、9ブロックにわたって積み重なっています。

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ターニング・トルソが位置するのは、マルメ西部の再開発地区「ヴェストラ・ハムネン(Västra Hamnen ※スウェーデン語で「西の港」の意味)」。

現代的な建築物が立ち並び、飲食店や大型ショッピングセンター、ホテル、コンベンション・センターなどが揃う、マルメの新たなアーバンエリアとして、注目されています。

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街の機能を備えながら、緑が多いのも、このエリアの特徴。

水のすぐそばまで近づくことのできる海岸線には、バルト海が広がり、デンマークの首都コペンハーゲンとマルメを結ぶオーレスン橋(Øresundsbron)が望めます。

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休日には、美しい海岸をバックに記念撮影をする観光客のほか、ピクニックする家族連れやカップルの姿も、よくみかけます。
夏の青空のもと、水面を颯爽とすべるウェイクボードは、なんとも気持ちよさそう!

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ヴェストラ・ハムネンには、マルメを代表するカルチャースポット「マルメライブ(Malmö Live)」もあります。

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以前、マルメのカフェを採り上げたルーミーの記事で、カフェ「Noir Kaffekultur」のバリスタさんがおすすめスポットとして紹介してくれた、マルメライブの最上階「Skybar(スカイバー)」からは、ターニング・トルソをはじめ、ヴェストラ・ハムネンを一望できます。

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しながやかにねじれながら上に向かって伸びているターニング・トルソは、無味乾燥な高層ビルとは異なり、どこか“いきもの”っぽく、人々がゆるやかにつながりながら、成長しているマルメの姿を象徴するよう。

名実ともに、マルメの新しいランドマークといえるでしょう。

Photographed by Yukiko Matsuoka

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