家に住み方を合わせるのではなく、家をライフスタイルに合わせることができるリノベーション。
元の家ありきではあるので、構造や配管などによる各種制約はあるのですが、それらに配慮しながら大変身を遂げることもできるのです。
今回は大阪市淀川区で、老朽化の進んだ築45年の木造2階建てのご実家を、ご夫妻ふたりで暮らすために、耐震や断熱の工事からデザインまでまるっと一新した事例をご紹介。
まずは、細かく区切られた間取りを一新するために、壁や天井を剥がして広々とした大空間を確保。
造作のモルタル塗装にしたキッチンは特にご夫妻がこだわった箇所。
剥き出しのラックには自慢の食器類が並びます。
対面のキッチンとダイニングからお庭のかわいいグリーンたちが見えるのも嬉しいですね。
古い家にありがちな狭くて急な階段も、吹き抜けのオープンなスペースに、アイアンの美しい手すりが伸びるゆったりした階段に変身。
上った先はフリースペース。
機能的にデニムの陳列されたゾーンを回り込むとベッドルームです。
収納はロッカーという、遊び心がありつつも落ち着いた空間。
ちなみに1階に位置する洗面やトイレはこんな感じ。こちらも随所が工夫され、他の場所との統一感がありますね。
外観も耐震・断熱工事を施しつつ、黒の吹き付けに。内外ともに木造を感じさせないクールなデザインに一新。工期1.5ヶ月、費用1440万円とは思えない変貌です。
古くてさまざまな不便を感じ始めたあなたのご実家、無限の可能性を秘めていますよ。
その他の写真やリノベーション前後の間取り図などはこちら。