アメンヘテプ3世の王妃ティイのレリーフ 新王国・第18王朝時代 アメンヘテプ3世治世(前1388~1350年頃) ベルギー ブリュッセル、王立美術歴史博物館蔵 ©RMAH


9月23日(水・祝)まで、上野にある東京国立博物館 平成館にて、「クレオパトラとエジプトの王妃展」が開催中です。

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ピラミッドをはじめとする建造物がつくられた古代エジプト文明は、ナイル川を中心に栄え、太陽暦ができたことでも知られています。

展覧会は5章に分かれており、ファラオ(王)をとりまく女性たちや、最後の女王クレオパトラまで、女性を中心にフォーカス。絶世の美女と語り継がれるクレオパトラの像や王妃のマスクなど、世界14ヵ国、約180点もの作品が集められています。

少し、展覧予定の作品を見てみましょう。

こちらは、男装の女王とも呼ばれた王妃ハトシェプストの小型の彫像です。肩に添えられた手の痕があることから、本来は王とペアの彫像であった可能性があるそうです。可憐で美しい姿の像であるため、女王になる前の像かもしれません。

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「王妃ハトシェプスト」新王国・第18王朝時代 トトメス2世~ハトシェプスト女王治世(前1492~前1458年頃)ボストン美術館蔵(アメリカ)Gift of Mrs. Joseph Lindon Smith in memory of Joseph Lindon Smith, 52.347, Museum of Fine Arts, Boston.Photograph © 2015 MFA, Boston

特徴的な髪型のこちらの像は「クレオパトラ」のものです。

古代エジプト最後の王朝、プトレマイオス朝(前304~前30年)の女王だったクレオパトラ。彼女の死とともに古代エジプトの歴史は幕を下ろします。

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「クレオパトラ」プトレマイオス朝時代(前200~前30年頃)メトロポリタン美術館蔵 Photo ©The Metropolitan Museum of Art,Dist. RMN -Grand Palais / image of the MMA

像も多数展示されますが、そのほかに王妃にまつわるものもあります。こちらは、メンフィスにあったメルエンプタハ王の暮らした王宮の窓です。スフィンクスやハヤブサなど、当時の王宮の様子が知ることができる貴重な資料です。

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「王宮の窓」新王国・第19王朝時代メルエンプタハ王治世(前1213~前1203年頃)ペンシルヴァニア大学考古学人類学博物館蔵Courtesy of Penn Museum, image #151118

当時の王国の繁栄ぶりがわかるものもあります。

こちらは、中央に幸福と繁栄を象徴するウジャト眼をあしらった首飾りです。古代エジプトで豊富だった黄金の護符、色ガラスや貴石など、さまざまな材質のビーズを組み合わせて作られています。

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「ウジャト眼の首飾」新王国・第18王朝時代(前1550~前1292年頃)ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Vienna

古代エジプトを象徴する存在「スフィンクス」もあります。人間の顔とライオンの体を持ったスフィンクスは、神聖な存在とされています。シェプエンウペト2世のスフィンクスです。

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「アメン神妻のスフィンクス」 第3中間期・第25王朝時代~末期王朝・第26王朝時代 タハルカ王治世~プサメティコス1世治世9年(前690~前656年頃)ベルリン・エジプト博物館蔵(ドイツ)
Staatliche Museen zu Berlin Agyptisches Museum und Papyrussammlung, inv.-no. AM 7972, photo: Jurgen Liepe

世界中から貴重な作品が集められているほか、日本未公開の作品もあります。

ミステリアスでロマン溢れる古代エジプトに、思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

クレオパトラとエジプトの王妃展
日程:2015年7月11日(土)~9月23日(水・祝)
時間:9:30~17:00  金曜日は20:00まで 8月27日までの火、水、木と8月10日、土・日・祝は18:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
※月休 8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館
会場:東京国立博物館 平成館 台東区上野公園13-9
料金:一般1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料

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