こんにちは。DIYウェディング協会の藪内です。

牧場でのDIYウェディングプロジェクトに密着するシリーズの第三回目。結婚式本番までの制作過程をレポートしています。

Vol.1:平井さん夫妻と牧場DIYウェディング
Vol.2:ブランディング(ネーミング、ロゴマーク、テーマカラー、ホームページ)
Vol.3:建築 前編


主役である平井さん夫妻が、友人と考えたネーミングは「Tane x hana wedd.(タネ・ハナ ウェディング)」。前回に引き続き、大きな見所の一つの「建築」について、会場の完成までを追っていきます。

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「8108」の東裕さん(左)、桶川容子さん(中央)、中野達文さん(右)

建築チーム「8108(ヤジュウハ)」と木造エキスパート集団「シェルター」を中心に、事前に現地入りして、会場を作り上げていきます。

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「8108」のみなさんは、”2つのリング”を麦畑とガーデンそれぞれに配置し、互いを小道がつなぐように計画しました。会場のコンセプトの詳細は前回の記事をご覧くださいね。

では、パビリオンとセレモニー会場の設営の様子を見ていきましょう。

 

麦畑に生まれるセレモニー会場

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こちらが、セレモニー会場の完成予想図です。高く伸びた麦畑にミステリーサークルのように大きな穴をあけ、大きなリングを作ります。

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こちらは、セレモニー会場となる麦畑の4月の様子。麦はスクスクと伸びて…

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1ヶ月半後にはこんな姿に。160cmくらいまで成長しました。

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麦を刈ってそのまま敷き詰めていきます。真ん中に大きな円を、そこへ導く道を作り、パレットを置きました。

そこにあるのは、青空と麦畑とパレットのみ。背の高い麦に360度囲まれる、シンプルで不思議な空間の完成です。さぁ、どんなセレモニーになるでしょうか。

 

パビリオンの建設

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次はもうひとつのリング。会場のメインスペースとなる、パビリオンの設営に入ります。こちらの完成予想図を目指し、作業を進めていきます。

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基礎(コンクリート)の配置を柱の模型を使ってテストしているところです。柱は2×4(ツー・バイ・フォー)の木材をふたつ組み合わせて使うのですが、仕上がりがキレイになるように、すべて台形にカットされています。

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まずは測量です。地味ではありますが、モノを建てる上で最も重要な作業のひとつです。

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シェルターの木村さんと設楽さんによる指示のもと、図面通りの正十二角形になるように、中心点を定めて距離と角度を図りながら柱の場所を決めてます。柱の位置に穴を掘り、基礎となるコンクリートのブロックを埋めていきます。

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次に高さです。現地は整地がされていない野原。キレイな円を作るために、パビリオンの高さは均一にしなければいけません。すべての柱の位置からの高低差を出し、その場で各々の柱の高さを設定していく作業です。

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出来た柱を横の材でつなぎ、補強に使う45度にプレカットされた斜めの材で留め、一つのユニットが出来ます。そのユニットを全部で12個作り、それぞれをつなげていけば完成。

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朝の8時から始めて夕方頃には完成。大工の後藤さんと石垣さんの抜群のコンビネーションで、パース通りの完璧な仕上がりとなりました。

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後日に再度集まり、テーブルを作成したり、事前に作っておいた枠組みにレースを取り付けて、パビリオンを本格的に完成させます。ここは、フードやドリンクが並べられて、人が集まる中心となる場所です。

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台形の形をした11個のテーブルには、脚が各8つ、計88つあります。柱と同じくテーブルも高低差を調整する必要があり、土を掘ったり盛ったり、一つづつの微妙な差を調節する地道な作業が続きました。新郎の弟、慎之介さんが穴掘りマスターになりました。

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レースはイケアで購入したもの。建設現場で使う大きなホッチキス(タッカー)を使って打ち付けていきます。新婦の好美さんも楽しそうに、進行を見守っていました。

さて、どのように完成するのでしょうか。

 

リングを浮かび上がらせる「ライティング」

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照明を担当したのは、新郎・龍之進さんの高校バスケ部の先輩である、小川直紀さんです。

小川さんは、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校にて舞台照明の修士取得後、ハリウッドの映像会社で技術者としてのキャリアをスタートさせ、帰国後も映像会社で技術者としてコンサートやフジロックなどに関わっています。

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限られた予算と電気供給に一番合うスタイルを探りながら、電球やLED、スポットライトなど、いくつも試していきます。

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夜になって点灯すると、このような仕上がりに。レースと暖色のライティングの相性はばっちり。昼間のさわやかな表情とは一転、グッとロマンチックになります。式前日には、この三倍の数の電球が取り付けられました。前日の作業、お疲れさまでした。

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そして、日付が変わって当日を迎えました。朝から快晴です。野外でのDIYウェディングでは天候がすべてといっても過言ではありません。晴れてしまえば、半分以上は成功したようなもの。

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2つのリングに加えて、白くとがったテントが3つ建てられました。那須の開放的な牧場に浮かび上がる、1日限りの結婚式場が完成。

設営を終えて、8108のみなさんはこのように語っていました。

風になびくカーテンは、まるで柔らかなヴェールのよう。結婚式らしい華やかさを添えることができました。光、風、空の色によって空間の表情が変化する。それこそが屋外ならではの面白さですね。

フラワーアレンジメントやデコレーションが施され、フードやドリンクの準備も整いました。そろそろゲストが到着します。パーティの始まりです。

次回は、新郎・新婦の衣装について、制作の裏側と当日の様子をお届けします。お楽しみに!

平井さん夫妻と仲間たちによるDIYウェディングのバックバンバーはこちらから。

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