都心から少しだけ離れた「八王子」と、アメリカ、オレゴン州のポートランドにリンクする部分があるらしい…。

ポートランドといえば、全米で住みたい都市ナンバーワンに選ばれるほど魅力的で個性的な町のひとつ。音楽、アート、コーヒー、自転車など、ポートランドの魅力を語りだせばきりがありません。ルーミーでも、これまで何度も紹介している注目のエリアです。

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八王子とポートランドに共通点があるとは、ちょっと意外ですよね。

ポートランドの暮らしで大切になる5つのキーワード、『自然を感じる』『地元野菜を食べる』『コーヒーを味わう』『アートに触れる』『人とつながる』。これらのポイントを軸に、モデルの忍舞さんと“今”の八王子を訪ねてみました。


ポイント1:自然を感じる

八王子は、近くの公園に行くような感覚で大自然とふれあうことができます。なかでも人気のスポットといえば「高尾山」です。2007年にミシュランガイドで3つ星を獲得してからは、世界中から人が集まる観光名所になりました。

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高尾山の入口「京王高尾山口」までは、京王八王子駅から電車で約15分。そこからケーブルカーを使えば、登山をしなくても頂上まで登ることができます。

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都心からのアクセスがよく、かつ大自然も楽しめる八王子。高尾山だけでなく、少し足をのばすだけで、家族でにぎわうキャンプ場、牛とふれあえる牧場、蛍が飛び交う小川などがあり、自然が生み出す澄んだ空気に癒されます。

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自然と人が心地いい距離で暮らしているところは、ポートランドと共通するポイント。ポートランドも大自然に囲まれた立地のため、週末はハイキングやピクニック、アウトドアスポーツを楽しむ人が多く住んでいます。

自然と町が共存していることは、ポートランドを語る上で欠かせないキーワードのひとつです。


ポイント2:地元野菜を食べる

八王子は、都内の農業生産高1位を誇る地域です。地産地消の八王子では、その日採れたオーガニック野菜を簡単に手に入れることができます。八王子には、そんな立地的なアドバンテージをいかし、その日に採れた新鮮な地元野菜を食べられるレストランがたくさんあります。

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京王北野駅すぐにあるカフェ&バー「moite moite (マチェマチェ)」もそのひとつ。八王子産の野菜だけでなく、お米も八王子で採れたものを使っています。

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ゆったりくつろげる広々とした店内。夜はオーナーの田代さんが、料理からサーブまでひとりで店を仕切ることもあるんだとか。

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食文化は「町の顔」といえるほど大切なもの。特にポートランドは地元食材に強いこだわりを持っている地域です。大規模なファーマーズマーケットがあり、オーガニックフードへの関心も強いため、生産者と消費者とが理想的な食コミュニティをつくりあげています。八王子にも、そんなコミュニティが形成されています。


ポイント3:コーヒーを味わう

八王子には独自のコーヒー文化が根付いています。2006年にオープンした「Khazana Coffee (カザーナコーヒー)」は、そんな八王子のコーヒー文化を代表する存在です。

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「ここのコーヒーは、サードウェーブの先をいってると思ってますよ」と笑顔で話してくれたのはオーナーの栗原さん。

近くに自社焙煎所をもっているため、豆選び、焙煎、抽出、販売まで、すべてを自らの手で行っています。豆の産地や品種がカウンターのカードで確認できます。

ポートランドの代名詞ともいえるコーヒー文化。大量生産のインスタントではなく、クラフトマンシップを大切にするポートランドならではのカルチャーといえます。そんなポートランドのカルチャーに負けない素敵なお店が八王子にはあります。

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女性に人気の「エスプレッソソーダ」でほっと一息。単にシングルオリジンコーヒーを提供するだけでなく、それを発展させたメニューから、「サードウェーブの先をいっている」という自信が感じられます。一杯のコーヒーがもたらす「ささやかな幸せ」が、八王子の暮らしの中にとけこんでいました。


ポイント4:アートに触れる

いま、八王子には若手アーティストが集まりはじめています。

人気の理由は、都心へのアクセスがよく生活費も安いから。駅から少し離れた場所なら、自分専用のアトリエや工房を借りることも夢ではありません。

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八王子でイラストレーターとして活躍するYamamoto Harucaさんは、古い一軒家を自分の手でアトリエに改装していました。

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多摩美術大学や造形大学が近くにあり、アートが身近な八王子。アーティストが集まりだした背景には、地元の人たちがアートやデザインに触れる機会が多い側面もあるようです。

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素敵な似顔絵を書いてくださったYamamoto Harucaさん。忍舞さんも嬉しそう!

ポートランドも多くのアーティストが暮らす町として有名です。DIY精神が根付いているため、モノづくりへのハードルも低く、町全体がクリエイティブに強い関心を持っています。

自然も多く、作品づくりに集中できる環境があるからこそ、Yamamoto Harucaさんのように八王子を拠点とするアーティストが少しづつ増えているのかもしれませんね。


ポイント5:人とつながる

八王子は東京の中でも「地元愛」にあふれた街。出身者だけでなく、八王子にゆかりのある人々が「八王子をもっとよくしたい」と思っています。

中心地から少し離れたところに「田町」というエリアがあります。ここは昭和時代に遊郭で栄えた場所。幅の広いストリート、不思議な空気をまとった一画、レトロ建築など、当時の面影が印象的な雰囲気を漂わせています。

ここに一軒のカフェ&ギャラリー「MODESTE」があります。

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店内には、八王子の作家がつくる食器、グラス、タペストリー、家具などが展示されています。設計したのはデザイナーでオーナーの望月成一さん。八王子に40年以上住みつづけている方で、「MODESTE」は望月さんの仕事場でもあります。

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「MODESTE」をオープンさせたのは4年前。きっかけは「八王子をもっと面白くしたい」という想いからでした。

それまで横のつながりを持つこともなく、ずっと八王子で仕事をしていたんです。八王子に住むデザイナーなんて1人も知らなかった。でも、もしここでお店をはじめたら、そういう人たちが集まってくるかもしれないと思ったんです。

うまくいくかは分からなかったけど、結果的には人が集まり「AKITEN」というプロジェクトに発展していきました。

「AKITEN」とは、八王子の空きテナントを利用して町を活性化させようというプロジェクト。

集客力ゼロの空きテナントをギャラリーにしたり、トークイベントを開いたり、1日限定のマーケットをオープンさせて、たくさんの人々を市内外から集めています。

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AKITENメンバーでイラストレーター、Yamamoto Harucaさんによる八王子マップ

「AKITEN」のメンバーには、建築家、写真家、グラフィックデザイナー、ランドスケープデザイナー、イラストレーター、市議会議員なども参加しています。たくさんの人たちが「八王子」をいい町にしようと動きはじめています。

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いつの日か、八王子を空きテナントがなくなるほど魅力ある町にしたいんです。でも、地価が上がれば、いまのように若手アーティストや僕たちは住めなくなりそうですけどね(笑)。できるなら、それくらい人が集まる場所にしたいです。

町の未来を自分たちでつくろうという動きは、ポートランドとよく似ています。ポートランドも、かつて高速道路の拡張工事に猛反対して中止させただけでなく、既存の高速道路も取り壊して公園にしてしまいました。おかげで町には美しい景観が残され、いまでは世界が羨むような都市文化をつくりあげています。

地元愛を通して人と人がつながることで、八王子の町は少しづつ変化しはじめています。


まとめ:八王子とポートランドの通じるところとは?

八王子とポートランドの通ずるところを「5つのキーワード」で見てきました。自然と近い立地やコーヒーカルチャー、アーティストを種火として、アートやデザインで街を良くしていくという考えが、着実に街全体に広がっている様子を見ると、八王子とポートランドには、たしかに通ずるものを感じます。

どちらの街も、地元を愛する人たちの力によって、都会的な価値観に縛られないカルチャーが醸成されている点にそう感じるのかもしれません。

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これまでは、都心で暮らすことがひとつのステイタスでもありました。ところが、利便性や他人の価値観にとらわれず、無理のない自分らしい暮らしを追い求める人は確実に増えはじめています。

三井不動産レジデンシャルが仕掛ける「Park HOMES Style」は、そうしたこれまでの価値観に縛られない人々の“今”を反映させた、自分のスタイルに合わせた街で、豊かに暮らす考え方を伝えるマンションプロジェクトです。八王子だけでなく、他にも「都内近郊のエリア」に注目しています。

そのエリアには、独自のカルチャーが生まれてきています。すべてのエリアで、その街ならではの暮らし方提案を行っています。気になる人はコチラをチェックしてみてください。

これまでの暮らし方ではなく、“これからの暮らし方”について一緒に考えてみませんか?

[Park HOMES Style 2015-16]

Photographed by Kenta Terunuma

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