どんなに勉強したって、真面目に生きてたって、センス抜群のあの人にはかなわない。そう感じたことってありませんか?

間違っていても、ふざけていても「センスがいい」人はセンスがいいのです。見た目だけでなく、考え方や選択の仕方も「センスがいい」。何をもってそういうのか説明はできないけれど、「センスがいい」という言葉で納得してしまえる、ちょっとズルい言葉でもあります。

でもセンスって、どうやって身につけるの?おとなになってしまったら、もう遅いの?

と切実に問う人は、“Libro illeggibile”をひとつの手がかりとしてみたらいいかもしれません。

イタリア語で「読めない本」と言う意味の本。イタリアのアーティスト、Bruno Munari氏によって作られました。

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彼は、“複数の異なる思考から、真理と思われるものたちを選び出して、まとめ直す”折衷主義と言われるアーティストでした。

例えば、機会がもてはやされた時代に「役にたたない機械」という作品を発表したことも、機械で溢れ、画一的に便利になっていくだけの風潮から、”真理”を見つめ直したものと言えます。

彼には、多くのジャンルでアーティストとしての顔があるのですが、雑誌編集や自身の作品と同じぐらいの情熱を、常に子供たちに向けていたそう。

自分の子供の5歳の誕生日プレゼントとして始めて本を作ってからは、子供の感性を伸ばすことに重点を置き、おもちゃや美術教育のプログラムと合わせて、文字や数字のない本を多く発表しました。

そのなかでも、もしかしたら一番おとなにも働きかけるのでは、と思われるのが、”Libro illeggibile”。とにかく美しいのです。

見ているだけで、頭の中で、色々な形が浮かんできます。洋服や、印字されていないはずの物語だったり数字まで。あのデザイナーのあの洋服は、ここからインスピレーションを受けたのかも、なんて思ったり。

Libro illeggibileは、自分で物語を選び出す本なのではないでしょうか。

新しい色や形の重なり。物事の新しい見方。選んでいく力。それをまとめて自分の考えにしていく。そんなことで、”センスって大人になっても学べるの?”に対する、少しのヒントを見つけることができるのかもしれません。

アマゾンから購入可能です。

Libro illeggibile MN1 di Bruno Munari  [Corraini Edizioni]

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