始まりは2011年。瀬戸内海に浮かぶ香川県小豆島のほぼ中央にある中山。
中山は日本の原風景の残る自然豊かな里山で、緑が生い茂り、川は美しく、ホタルやトンボ、セミやチョウといった昆虫が生き生きと生息しています。
そこで長年「一粒の種」という団体として自然保護活動やホタルの繁殖を行ってきた地元の方々と、制作のため来島していた美術家である佐藤隼との出会いでした。
この里山にある小さな農機具小屋に佐藤氏を中心に「中山昆虫壁画」を制作・展示したことがきっかけとなり、2013年より『中山自然美術館』と題したアートプロジェクトを実施。後世へと残すため、風景と美術が交わる空間を目指しています。
中山自然美術館
小豆島の中山、通称「ホタルの郷」一帯の雄大な景色、そこに在る植物、生き物、点在する美術作品を一年中いつでも誰でも観ることができる屋根のない大きな美術館です。
これまで環境保全・生物飼育・教育の3つの軸から展開され、2013年より「美術」の部門をプラスし、“美術を通して中山の魅力を伝える”活動を展開・継続していきたいとのこと。
主な活動内容は中山をテーマとした美術作品の制作・展示、ホタルの観賞時期の案内 、 ホタルの飼育・放流活動、 ホタルの郷周辺の水仙・花菖蒲の植え付け、 オオムラサキの飼育、カブト虫の相撲大会等とのことです。
2015年8月には企画展として 『 中山自然美術展 2015 – ホタル,ヒガンバナ,そしてビジュツ- 』を開催予定。
中山自然美術館
〒761-4303
香川県小豆郡小豆島町中山2222 壁画のある農機具小屋
[中山自然美術館]