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★三軒茶屋の三角地帯にある飲み屋さんを巡る連載企画。
前回のお店「薬酒BAR」の紹介記事はこちらから。

三軒茶屋に3店舗を構える「HOSHIGUMI」。三番街に内2店舗が向かいあっています。

今回は串揚げと変わり種のオリジナルメニューが楽しめる、「ほしぐみフライドキッチン」に入ってみました。

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古い建物で趣のある店構え。和やかな笑顔の店員さん。その装いに威勢の良さを感じます。

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L字カウンターは立ち飲みで10名程、入り口から入って奥に3つのテーブル席、2Fに10名程入れるお座敷があります。

開店してすぐにお店に入りましたが、19時頃にはカウンターが埋まり、あっという間に店内は活気に溢れました。店員さんとの距離も近く、カウンターで会話を楽しむお客さんや、店内にあるテレビを見ながら自分のペースで飲む人など、それぞれの楽しみ方をしている様子。

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四方から見やすい壁掛けの飲み物メニューは、頼む際に便利ですよね。メニューを見ると、ぽん酢サワーやブルーベリーハイボールなど変わり種もあるようです。

まずはビールとお通しの枝豆の浅漬けと落花生から。

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では かんぱ〜い

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お通しの枝豆は、塩ゆでと違い中の枝豆に出汁がしっかり染みていて、手がとまらないおいしさでした。

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さて、料理の注文です。注文方法は、伝票に自分で書く形式。最初に注文したのは、名物の牛すじと豚軟骨の塩煮込み、そして、食べ合わせにおすすめという、柚子胡椒トーストを注文しました。

楽しみに待っていると、岡持ちを持った店員さんが登場。はて、なぜ岡持ちかというと…?

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向かいにある姉妹店「いざかやほしぐみ」からの出前でした。楽しい演出ですね。懐かしい食器に盛られた、見るからにおいしそうな塩煮込みが届きましたよ。

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塩煮込みとトーストの合わせオーダーは4パターンの味が楽しめます。

まずは単品で煮込みとトーストをそれぞれ味わいます。次に煮込みをパンにのせて一口、さらにテーブルに置かれているニンニクと唐辛子を漬込んだお酢をお好みで。

塩煮込みは臭みのないすっきりとした味で、あっさりした脂の旨味がとけ込んだスープに、柔らかく煮込まれた牛すじと軟骨のトロトロがたまらないやみつきになる味でした。柚子胡椒トーストと一緒に食べると、パンにしみ込んだスープと柚子胡椒の爽やかさが相まって驚きの変化が。オーダー率98%というのも納得です。

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追加で注文したのは、串揚げを5種類と揚げ物でチューリップ、フライドチキン。

チューリップ、アスパラにうずら、エリンギと串揚げが続々と揚がってきました! 各テーブルには、串揚げに欠かせない2度付け禁止のソースが琺瑯容器にたっぷりとスタンバイ。

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さあ、熱いうちにいただきます。

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ソースたっぷり派も少量がお好みの方も、1度だけと思うとつい真剣になるタレつけの瞬間。でも、それも最初の内でどんどん手が進みます。サクッと衣が音をたてる程よい加減に揚がった串。食材の味と食感を味わう傍から、さらりとしたソースの甘酸っぱさが口の中に広がります。

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具材にも遊び心満載で、味が気になり思わず焼きそばと納豆を追加注文してしまいました。

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焼きそばは豚肉で巻かれていて、ソースとの相性は抜群です。

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店名の通り、人気メニューのフライドチキンはボリューム十分で、食べ易い大きさにカットされています。皮目がぱりっと香ばしく、肉厚なチキンのジューシーな脂が口の中に広がります。揚げ物と炭酸って本当に相性のいいものですよね。たっぷり味わい満足させていただきました。

5月21日に5周年を迎えたほしぐみフライドキッチン、向かいの居酒屋ほしぐみもまもなく6周年を迎えるそうです。ほしぐみのアイデア料理がこの先も味わえそうですね。まだ食べた事の無い味に出会えるお店でした。

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ほしぐみフライドキッチン
住所:三軒茶屋2-13-10
電話番号:03-3487-9840
営業時間:17時半〜翌1時 (無休)

Photographed by Takashi Sasaki

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