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絶品グルメが並ぶ「伊勢丹新宿店」の地下1階食品フロア。ここにワイン好きが通うワインコーナー「グランド カーヴ」があります。

その店の奥には、ひっそりとたたずむ1枚のガラス扉が…。

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扉の奥には「ヴィンテージ・セラー」と呼ばれる特別な空間が広がっています。徹底した品質管理のもと、1900年から現在までの貴重なヴィンテージワインがコレクションされています。

今回ここを訪れたのは、人気エッセイストの犬山紙子さん。専任ソムリエの小林結さんに案内してもらいながら、知る人ぞ知る「秘密の空間」をレポートしてくれました。


ガラス扉の向こうには…?

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犬山紙子さん(以下、犬山):わ! こんなところに扉が! レジのこんなに近くなのに全然知りませんでした。この中はちょっと肌寒いくらいですね。

小林結さん(以下、小林):熱と光、振動に弱いワインのために、温度・湿度・光量をコントロールしたスペシャルルームです。スタッフは年中防寒着を着ているので、お客さまに驚かれることもよくあります(笑)。振動をなるべく抑えるために木製棚を採用しているんですよ。

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犬山:なるほど~。ちなみにここは何度なんですか?

小林:年間を通して16度に設定しています。さらに奥のセラーは14度。熱や振動というのは、結局ワインを変化させるエネルギーとなるのですが、余計なエネルギーを加えずに自らの力で育っていけるよう、ワインが長い年月を過ごすのに適切な環境を整えているのです。ところで犬山さんはどんなワインがお好きですか?

犬山:ピノ・ノワールが好きです。おすすめ教えてください!

小林:アメリカ・オレゴン州で5ツ星を取っている生産者、『ケン・ライト・セラーズ』なんてどうでしょう?

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犬山:ラベルも素敵ですね。私はワインに詳しくないので、気に入ったラベルのものを選ぶことも多いんですが、ワインのジャケ買いってプロ視点から見ると…やっぱり邪道なんですか?

小林:そんなことないです! ワインの造り手のセンスや愛情は、ラベルにもたっぷり注がれていますし、そのワインの世界観を表現する重要な側面ですから。アートラベルといえば、フランスに『シャトームートンロートシルト』という大シャトーがあります。ここのラベルがもう、錚々(そうそう)たるという言葉では足りないくらいすごいラインナップなんですよ。たとえばこれ、実は英国のチャールズ皇太子が描いたものです。

犬山:ええ! 超セレブじゃないですか! 絵もうまい!

小林:フランスとイギリスの協商締結100周年を記念して造られた、チャールズ皇太子の水彩画ラベルです。このシャトーでは1900年代初頭から毎年違うアートラベルを造っていて、ピカソやジャン・コクトー、マリー・ローランサン、シャガールなども描いています。ちなみにピカソラベルの1973年は、このシャトーが2級から1級へ、最高格付けに昇格した記念すべき年だったりもします

犬山:飲み終えたら花を挿したりして、ずっと飾っておきたくなりますね。

小林:ワインは一晩で無くなる宝石。その芸術性をもっともっと高めてくれるのがアートラベルなんです。

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犬山さんが手にしているのは、話の中に出てきた『シャトームートンロートシルト』。ラベルはジャン・コクトーが描いたものです。1本のお値段は、129,600円! 宝石と呼びたくなる理由がわかります…。


さらに、鉄格子の扉を発見!

ヴィンテージ・セラーの奥を進むと、突然「鉄格子の扉」が姿を現します。

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ここから先は、温度と光量をさらに抑えているため、手元を照らす専用ライトが必要になってきます。この中に100年に及ぶワインアーカイブがずらりと並べられているわけです。

このあと、犬山さんはご自身の「生まれ年ワイン」ともご対面。さらに、絶対に失敗しない「ワイン選びのコツ」も教えてもらいましたよ。

記事の続きはコチラから。

[Foodie]

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