©Hiroyuki Hirai

近年、日本国内には2006年の青森県美術館、2007年の沖縄県立博物館・美術館が開館しました。

2015年4月24日、国内の県立美術館では8年ぶりに大分県立美術館(OPAM:Oita Prefectural Art Museum)が新設されました。

150517opam-11150517opam-02

©Hiroyuki Hirai

150517opam-03

©Hiroyuki Hirai



大分市の中心に大分のユニークな文化風土にちなんだ「出会いと五感のミュージアム」。

設計は世界的に活躍する建築家の坂 茂(ばん しげる)氏。フレキシブルで可変性に富んだ爽快な空間が私たちをアートの世界へと誘ってくれます。

150517opam-12

©Shigeru Ban Architects



透明度が高く、どんな美術展にも対応できる、オープンにもクローズにもなる1階の展示室。瞬時に空間を変化させるガラスの水平折戸が外と連続した空間を演出してくれます。

150517opam-08

 ©Hiroyuki Hirai

150517opam-04

©Hiroyuki Hirai



武蔵野美術大学教授の新見隆氏が館長をつとめるこの美術館は、年4回程度の企画展に加え、大分が誇る約5000点の所蔵作品から厳選したコレクション展、そのほかワークショップやレクチャーなどを開催。

さらにカフェやミュージアムショップ、情報コーナーを設置し、誰もが気軽に立ち寄れる空間を提供します。

150517opam-06

 ©Hiroyuki Hirai

150517opam-05

 ©Hiroyuki Hirai



チケットを買わなくても、誰でも自由に出入りできるアトリウムに「ユーラシアの庭」が出現します。

1600年、オランダ船リーフデ号が大分県臼杵に漂着し、困難な航海に耐えた船員を人々が介抱したことから、日蘭交流の歴史が始まりました。このエピソードを現代において再び呼び覚ますインスタレーションが、1階アトリウムに登場。

オランダのデザイナーであるマルセル・ワンダース氏と日本のテキスタイルデザイナー・須藤玲子氏による伝統と現代性の融合。トップクリエイター二人が出会うことで、館内に「ユーラシアの庭」が創出されます。

150517atrium

マルセル・ワンダース《ユーラシアン・ガーデン・スピリット》2015年

150517atrium-02

須藤玲子《ユーラシアの庭「水分峠の水草」》2015年



3階天庭(あまにわ)とは天に開かれた透明な中庭。

ガラスで囲われた空に抜ける空間は、四季や自然の天候そのものをゆっくりと流れる時間の中で、身体全体で体験してもらおうという趣向のもとつくられました。

ここでは国内外で活躍する現代工芸作家三名によるインスタレーションが展開され、刻一刻と変化する光と空気に包まれる中、アートが私たちの五感を刺激します。

150517atrium-03

《天庭—工芸を超える現代三人衆》徳丸鏡子(陶)、礒﨑真理子(陶)、高橋禎彦(ガラス)



美術館というと敷居が高いイメージがありますが、来館者が自宅のリビングルームと感じられるような、気軽に立ち寄ることのできる美術館をコンセプトのひとつとしています。

五感のミュージアムであり出会いのミュージアム。世界の美術と大分の文化がぶつかり合う、さまざまなジャンルを超えた展覧会。

この夏、新たな出会いをこの大分県立美術館で体験しませんか?

[大分県立美術館(OPAM)]
住所:大分市寿町2番1号
Tel:097-533-4500
原則、年中無休(ただし、企画展・コレクション展の準備・展示替等で展示をご覧になれない期間や設備点検等により全館休館する場合があります)
開館時間:日曜日~木曜日 10:00~19:00、金曜日・土曜日 10:00~20:00(入館は開館の30分前)

[大分県立美術館(OPAM)]

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense

Ranking