渋谷から京王線で4駅ほどのところにある「池ノ上」。

渋谷と下北沢と三軒茶屋という都市に挟まれながらも、緑道があり自然が豊富で、のんびりとした空気が流れる都会の穴場的スポットです。

人づてに、池ノ上の淡島通り沿いに「土曜日だけ営業するお菓子屋さんがある」と伺いました。

店名は、「やまねフランス」。

週に一度だけとは、なかなか貴重ですよね……。人気店なので、オープン前には人が並んでいるそうです。

素敵な店名にも惹かれ、足を運んでみることにしました。

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こちらが「やまねフランス」の外観です。黒で縁取られた外観はとてもスタイリッシュ。

ちなみに、営業していない時はここはシャッターが下りており、土曜日の営業時しかお店があることがわかりません。付近の住民も、お店の存在に気づかない人がいるのだとか。

店主にお話を伺いました。

「本当にお菓子を作る作業が好きで、周りの人に配ったりもしていたのですが、もっとみんなに食べてほしいなと思うようになり、お店をはじめたんです。

昔はレシピを見ながら作っていましたが、自分のレシピを作って、素朴な焼き菓子を作るようになりました。

お菓子を作るときに大切にしているのは、しっとりしていること。焼き菓子ってパサパサなものがあるかと思うのですが、そうではなく、お茶が無くても食べられるようものを作ろうと。

お菓子の仕込みは、平日にちょこちょこ行うこともありますが、本格的に焼き始めるのは金曜の夜からです」

このお店は、店主オリジナルのレシピでつくった「焼きたてのお菓子」が置かれています。おいしいわけです。

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カウンターの上には大小さまざまの電球が並んでいます。

「お店をはじめようと、理想の物件を見つけるのに2~3年かかりました。内装は、友人たちに内装を手伝ってもらい、壁のペンキを自分たちで塗ったりしました」

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店内の至る所に、雑貨が置かれています。こちらの骨董は、友人がセレクトしているそうです。

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こちらのお花も、友人がコーディネートしたものだとか。この日は残念ながらお休みでしたが、フラワーアーティストchi-koさんによる生花のアレンジメントがあることも。「やまねフランス」は、まるでギャラリーのように、どこを切り取っても絵になる空間です。

気になるお菓子はというと……

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こちらは、フルーツをたっぷり使ったタルト。この時は、いちじくやナッツを贅沢に使用したものでした。季節によって使うフルーツが変わるそうです。

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ガラスケースの中に入った「ウィークエンド」。フランスの伝統菓子で、恋人たちが週末を楽しむためのお菓子です。ケーキ生地の中にレモンのクリームを入れて、爽やかな味わい。

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こちらは、名前もとってもかわいい「ボンジュールマフィン」。オレンジとホワイトチョコレート、リンゴとシナモンなど数種が用意されていました。

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手前の四角いケーキは、パイナップルをたっぷり使った「ムッシュアナナス」。ほろほろと口のなかでケーキ生地がほぐれていき、パイナップルの甘酸っぱい濃厚なソースとともに楽しめます。

すぐに売り切れることも多いという、奥の「大人のかぼちゃケーキ」は、プリンのようにつるんとした舌触り。こんがりと焼いた表面とのバランスも楽しく、洋酒の香りと優しい甘さがじんわりと広がります。

お菓子はどれも、まるでぎゅっと詰まった幸せを噛み締めているかのような味わいで、小ぶりでも満足できます。他にもたくさんの種類があり、季節によってメニューが変わります。何度も通いたくなりますね。

「やまねフランス」は、お店のすべてに店主の「好き」という気持ちがあるものばかりが集められた特別な場所のようでした。

渋谷からはバスで一本で行ける場所にあるので、とっておきのお菓子をぜひとも味わってみて下さいね!

[やまねフランス]
住所:東京都世田谷区池尻4-39-6 北嶋ビル1F 「淡島」バス停前
営業日:毎週土曜日 12:00~(売り切れ次第おしまい)

Photographed by Kumiko Nagaso

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