アメリカ、コロラド州のDoull Elementary School。学校は給食補助金を得られないことから、給食費の問題を通して、生徒の家庭の様子に問題があるように感じました。そこでKyle Schwartz先生が思いついた案。
“What do you wish your teacher knew?” 「先生に知ってほしいこと」 を3年生の子供達に自分で書いてもらいました。そこには家庭の問題だけではなく、生徒が思い悩んでいた数々の言葉が…
先生に知ってもらいたいこと。一緒に遊んでくれる友達がいないこと。
先生に知ってもらいたいこと。音読の宿題のサインが時々ないこと。だってお母さんがあまり側にいないから。
先生に知ってもらいこと。宿題をするための鉛筆が家にないこと。
先生に知ってもらいたいこと。僕がどれだけお父さんに会いたいか。僕のお父さんは僕が3歳の頃にメキシコへ強制送還されて、もう6年も会っていないんです。
先生に知ってもらいこと。僕は今不安でたまらないんです。だってお母さんは病気がちで、昨日病気で入院しちゃったから。
恥ずかしくて言えないこと。
悲しくて口に出せないこと。
相談していいんだということを、知らないこと。
様々な理由で子供たちは、内に内にと気持ちを溜め込んでしまっているようです。
こうして「どうしたの?なにかあったの?あるなら話していいんだよ」と、背中を少し押してあげれば、きっと子供達は心を開いてくれるはず。
先生も子供達にしてあげられることを、具体的に知れる機会です。大人にとっては大した問題じゃないように思えても、子供達にとっては大きな問題だったりすることもあるようです。
こうして打ち明けることで少しでも子供達の不安が解消されるといいですね。