ギャラクシーの最新機種「Galaxy S6 edge」。優れた基本性能を持ちながらも、ひねりを効かせたこだわりのある端末のようです。
今回ルーミー編集部では、発売前にこの最新機種を借りることに成功。事前情報によると、デザイン、カメラ、そしてバッテリーに特徴があるのだとか。スマホ選びにも重要なポイントとなる、この3つをメインに、その実力を見てみましょう。
アルミ&ガラスのシンプルなデザインはただただ美しいね
まずはデザインから。最初に見た感想としては、一体感があるな、でした。きれいに磨き上げられた上質なアルミフレーム、そして、両面から挟み込まれた強化ガラス。手に取ると写真で見る以上に、完成度の高さ、そして素材の上質さを体感できます。
また、こだわりを感じられるのが背面ガラス。光学フィルムが間に挟まれているため、光の当たり方で色味が変わります。この色の出方が、通常のガラスとは比べものにならないほどきれいなんです。
そして、端末の名前にもなっている左右のエッジ部分。ボディ自体の厚みも約7mmと非常に薄いにも関わらず、エッジ部のアルミ枠はさらに薄く仕上がっています。曲面ガラスが薄いアルミ枠に収まっている様は、ただただ美しいのひと言です。
ボディカラーは左から「グリーン エメラルド」「ブラック サファイア」「ホワイト パール」「ゴールド プラチナ」の4色。どれも落ち着いた色味で、持ち主を選ばないシンプルさがあります。
充電を忘れて寝てしまっても大丈夫。10分の充電で4時間使えるよ
スマホ選びで気になるところといえば、充電機能。今回使ってみて、特に便利に感じたのはその早さです。市販の急速充電ケーブルを使えば、なんと10分の充電で4時間使用できるんです。これなら夜、充電を忘れて寝てしまっても、朝お出かけ前の準備中に充電してしまえば、会社に着くまでのバッテリーは余裕ですよね。出社前の立ち寄りだってできそうです。
また、無接点充電Qi(チー)に対応しているので、ケーブルを挿さずに専用の充電器に置くだけで充電が可能です。ケーブルの抜き差しが必要なくなる、たったそれだけ、と感じられるかもしれませんが、これは思っている以上に便利でした。
夜もバシバシ写真を撮りたくなるね。明るいレンズ搭載のカメラ
そして最も気になる機能といえば、カメラ。SNSで写真をタイムリーにシェアできる時代だからこそ、カメラ機能がいまいちなスマホは選べません。でもその点は心配無用でした。Galaxy S6 edgeのカメラはとっても優秀なんです。
まず何よりも感動したのは起動が速いところ。ホームボタンをダブルクリックするだけで起動でき、その時間はわずか0.7秒! しかもタッチ操作ではなくボタン操作なので、ポケットからボタンを押しつつ取り出せば、スマホを被写体に向けたときには既に撮影体制になっているわけです。これは数字以上に早いなぁと感心してしまいました。
そして「写り」ですが、F1.9の明るいレンズを搭載しているおかげで暗所に強く、特に屋内や夜景撮影にはかなりの力を発揮します。設定等を細かくいじらずとも、何となく撮影すれば夜の銀座もこんな感じに。
道路の質感もしっかりと写っていますし、何よりもこの明るさで撮れるなら大満足ですよね。F1.9のスペックを活かして、背景をぼかした写真も簡単に撮ることができますよ。
デザインだけじゃないよ。デュアルエッジスクリーンでできること
さて、ここまではデザイン・カメラ・バッテリーを中心にみてきましたが、やはりこのGalaxy S6 edgeを語る上で世界初のデュアルエッジスクリーンについては外せないでしょう。この縦長部分にどのような可能性が秘められているのか。ここについてちょっと掘り下げてみましょう。
ディスプレイの大きさを感じさせない持ちやすさ
エッジスクリーンがもたらした意外な恩恵が、持ちやすさでした。
最近では、大きなディスプレイが主流になり、動画や写真、インターネット、SNSの閲覧は非常に快適になりました。ですが、その半面失っていったのが「持ちやすさ」です。
Galaxy S6 edgeは、約5.1インチと最近のスマートフォンの中でも標準的なサイズではありますが、エッジスクリーンのおかげで、手が比較的小さい私でも、手に馴染んで持ちやすいんです。そして、アプリやスマホサイトに多い画面端のボタンも非常に押しやすくなりました。
恐らく今までのスマホで一番ミスが起こりやすかった、端の小さなボタンの操作ミスが減る。地味な話ですが、ここでのストレス軽減により、快適さはグッと増した印象です。
スマホが裏返しでも誰からの着信か分かる、ピープルエッジ
もちろんエッジは単なるデザインではなく、その形状ゆえの便利さがあります。その1つが「ピープルエッジ」という機能。エッジにあるタブを引き出せば、事前に登録しておいた連絡先5人に即座にアクセスが可能です。
そしてここに登録した5人は色指定ができ、着信時には裏返しにしておいてもエッジ部分がその指定色に光るんです。会議や打合せ中、サイレントモードにしていても、誰からの着信かすぐに分かります。
着信中に、カメラの横にある心拍数センサーを指でタッチすると、「打ち合わせ中につき、折り返します」などの事前登録していた定型文を送ることができます。画面を一切見ずに電話先の相手に対応できる、スマートな機能です。
電池残量や時計、最新ニュースの確認もできる
また、操作をしていないときにもエッジスクリーンは活躍してくれます。「ナイトクロック」の設定をしておけば、一晩中エッジ部分に目に優しい程度の明るさで時計を表示しておくことができます。夜中に起きて何時だっけ?とスマホをつけて、眩しい思いをする必要もなくなりますね。
またエッジスクリーン専用のアプリをインストールすれば、画面を点けなくても、時計や天気、新着通知、最新ニュースまで表示できちゃうんです。スマホをいちいち操作することなく、すぐ知りたい情報にアクセス出来るのは思いのほか便利です。
スマホはやっぱりデザイン! そんな人に最適だよ
とにかくこだわり抜かれた1台だった「Galaxy S6 edge」。基本性能だけみても、フラッグシップ機なだけあって優れた1台なのは間違いありません。
それに加え、質感が高くこだわり抜かれた美しいデザイン。そして、一番の特徴であるエッジスクリーンは、決してただのデザインでなく機能的にもよく考えられていました。
神は細部に宿る、と言われるように、そのこだわりはディテールに現れます。高度にデザインと機能が融合したGalaxy S6 edgeは、基本的な機能を抑えながらも、もう一歩踏み込んで美しさと快適さを与えてくれているように感じました。そんなスマホに久しぶりに出会った気がします。