東京の下町風情溢れる、日暮里・谷中銀座から少し入った閑静な住宅街にあるアートスペース「HIGURE 17-15 CAS」にて先週末から開催されているグループ展「世界制作のプロトタイプ」が話題になっています。

「SNS」「グラフィックデザイン」「ファッション」「音楽」「現代思想」の5つのテーマを掲げ、インターネット以降の東京を再構築することを目的として16組のジャンルを問わない気鋭の作家達が集まりました。

まずはオープニングと展示の様子を見てみましょう。

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下町の閑静な住宅街でのオープニングには、約300人のオーディエンスが入れ替わり立ち替わり集まりました。

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オープニングでライブを行なったLLLL氏

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その場でSNSなどで観客達が展示に参加していくようなダイナミズムもみられました。

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左/Hachi(BALMUNG)、右上/Houxo Que、右下/宇川直宏(DOMMUNE)

2階の展示では常に光が明滅して作品同士が干渉しあうようにも見えます。

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左/chimpanzee(KINESYSTEM)、右/TOKIYA SAKBA

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左上(作品部分)/梅沢和木、左下/左側 Kazami Suzuki・右側 GraphersRock、右上/田中良治(Semitransparent Design)、右下(作品部分)/ Hachi(BALMUNG)

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左上/borutanext5、左下/高田優希、右上/左側 50civl・右側 ヌケメ、右下/ヌケメ

この展示を企画した上妻世海さんは既存の展覧会の設計(やり方)ではなく、自身が慣れ親しんだインターネットで形成されるコミュニケーションに着眼して、その方法論を持ち込んだのです。

今回この企画に参加した作家達は幅広いカテゴリーから、キュレーターの上妻世海さんの呼びかけに応答し、彼が用意した世界制作というコミュニケーション・ネットワークに参加しました。

この展覧会はまさにそのネットワークが形成されてゆく様を展示しているように感じられるところが面白いです。

実際、僕も初日に観に行った時と幾日かを経て観た印象が変わっていたので驚きました。

出展作家の一人HOUXO QUEさんは「展覧会がアップデートされていく」と表現し、実際オープニングを迎えてからも作家同士のコミュニケーションは活発に行われている様子です。

また展覧会場に訪れる観客もアートを見慣れている方からそうでない方まで幅広く、会期前からインターネットやDOMMUNEを通してこの展覧会に「参加」していた方の多くは、その現場を体感し楽しんでいるように感じられました。

あえてプロトタイプ(試作品)と名付けられたこの展覧会以降に、また更なるプロトタイプ(試作品)が生まれてくるのではないでしょうか?

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ハッシュタグ #世界制作 をつけて呟くとその場で、この展覧会の一部になっているのがわかる

ちなみにこの展覧会に参加している HOUXO QUE の個展が5/24(日)まで Gallery OUT of PLACE TOKIO で開催中なので併せてご覧ください!



※TOP画像は #世界制作 の検索で引っかかった画像をコラージュしたものです。

[世界制作のプロトタイプ]
会場:higure17-15cas
住所:東京都荒川区西日暮里3-17-15
会期:2015年4月18日(土)- 4月29日(水)
時間:13:00~20:00(会期中無休)
出展作家:梅沢和木、Kazami Suzuki、GraphersRock、50civl、千房けん輔(エキソニモ)
田中良治(Semitransparent Design)、chimpanzee(KINESYSTEM)、TOKIYA SAKBA、ヌケメ、Hachi(BALMUNG)、LLLL、HouxoQue、borutanext5、mus.hiba、宇川直宏(DOMMUNE)、高田優希
キュレーター:上妻世海

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