ぼくの住むアメリカ西海岸のシアトルでは桜も散って、最近ようやく春らしい天気になってきました。そんな陽気によく似合う音楽が、今回紹介するCamera Obscuraです。

Camera Obscuraは1996年にスコットランドはグラスゴーで結成された5人組のインディ・ポップバンド。

2000年前後に活動が活発化し、2001年にリリースされたファーストアルバムBiggest Bluest Hi FiはBelle & SebastianのStuart Murdochがプロデュースを担当するなど、イギリスのインディ・ポップ界では早くから注目を得ているバンドです。

Camera Obscuraはこれまでに5枚のアルバムをリリースしていますが、どれにも共通して言えるのは、爽やかさと愁いが入り混じったサウンド。どの楽器も主張しすぎず、全体を通して漂っているレトロ感とも相まって、どこか安心させてくれる曲が多数。

以下に代表曲をご紹介します。

Lloyd, Im ready to be heartbroken

2006年リリースのLet’s Get Out of This Countryより。2008年にヒラリー・スワンク主演で映画化されたP.S I Love Youのオープニングにも使われた曲で、キャッチーなイントロが印象的です。

French Navy

2009年リリースの4thアルバムMy Maudlin Careerより。French Navyはアルバムの1曲目として収録されており、これ以上ないガーリー・ポップ感が素敵です。

Do It Again

最新作のDesire LinesからはDo It Again。収録はポートランドで行われ、Neco CaseやMy Morning JacketのヴォーカルJim Jamesとのコラボを経て完成したアルバム。それまでの楽曲よりも深い音が全面に出たアルバムになっています。

4AD Sessions

最後には所属レーベルの4ADと共に収録したライブセッションを。

この音源は2014年のRecord Store Dayの限定版レコードとしてもリリースされ、ぼくもぎりぎりで1枚手に入れることが出来ました。

今のところライブの予定はなく、最後の来日は2010年と、なかなか捕まえるのが難しいバンドではありますが、どのアルバムも春先にはぴったり。

ちょっとゆらゆらハッピーな気持ちになってみませんか。

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