ミラノのPorta Nuova(ポルタ・ヌオーヴァ)地区では、2015年冬ごろから流線形の大きな物体が、徐々にその姿を現しはじめました。

青空に浮かぶ雲のようでもあり、大海を悠々と泳ぐクジラのようでもあり、アラフォー世代の私にとっては、かつて千葉県船橋市にあった屋内スキー場「ららぽーとスキードームSSAWS」をも彷彿とさせます。

この不思議な建築物は、「UniCredit Pavillion(ウニクレディト・パビリオン)」と呼ばれ、2015年夏の開業に向けて建設が進められています。

Unveiling of the Unicredit Pavillion in Milan from Michele De Lucchi on Vimeo.

UniCredit Pavillionは、クリエイティビティ・イノベーション・サステナビリティをコンセプトに、イタリアの大手金融機関「UniCredit(ウニクレディト)」が資金を投じ、イタリア人建築家Michele De Lucchi(ミケーレ・デ・ルッキ)氏が設計を担当。

収容人数700名の大型スペースは、コンサートやイベント、ビジネスショーなど、多目的に利用でき、仕切りを使って最大8つのスペースに分割することも可能です。

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天然の木材で形づくられたこの建物は、全面ガラス張り

木々にあふれる高層マンション「Bosco Verticale(ボスコ・ヴェルティカーレ)」など、周辺の景観とも見事に調和し、明るく開放感にあふれています。

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また、UniCredit Pavillionは、熟練した職人さんたちの丁寧な仕事によって、形づくられています。

最高部の高さが22メートルに及ぶため、大型クレーン車などの重機を使い、慎重に作業が進められてきました。

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2015年3月下旬、UniCredit Pavillionの裏手にある公園では、緑の映える苗で埋め尽くされた、麦畑が広がっています。

この麦が実る頃には、UniCredit Pavillionも、ミラノの新たなコミュニティスペースとして、第一歩を踏み出していることでしょう。

Photographed by Yukiko Matsuoka

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