米カリフォルニアのハリウッドにある、アカデミー賞授賞式が行われるドルビー・シアターをしばらく南に行った場所に、新たなスターバックスがオープンしました。
もっとも、アメリカでスタバがオープンすること自体は別段珍しくもないのですが、このHighland and Willoughby店は、街の古い建物をうまくリノベーションしたことで注目されています。
こちらのスタバ、もともとはガソリンスタンドでした。
ハリウッドの黄金時代、1935年にGilmore Gas Stationとしてオープンし、その後MobilやTexacoのスタンドとしても使われたといいます。
90年代に閉店してからは、ゴミやガラクタがどんどん溜まり、みるみる荒廃していきました。
2年ほど前にこのロケーションに興味を持ったストアデザインのチームは、ロサンゼルス市と協力して作業を進め、もとあったスタンドの特徴はそのままに、新たなスタバへと変貌させることに成功しました。
Y字に広がった張り出し部分はそのまま活用し、派手なネオンの代わりにLEDライトを巡らせています。
もちろん、車が入りやすい構造はそのままにドライブスルースタイルも採用。
どことなく古いスタンドの面影を残しつつ、明るくモダンなお店になっていますね。
アメリカのスタバは、最近こうした新店舗づくりを進めているようで、ニューオーリンズやシアトルに続く例なんだとか。
ハリウッドに行く際には、立ち寄ってみたいですね。