すべてのものには陰性と陽性が含まれていること、そしてその性質について、こちらでご紹介しました。陰陽はあくまでも性質であって、どちらがいいとか悪いとかではありません。つまり、この世界には、善も悪もなく、ただ陰と陽があるだけということでもあります。

食べることで陰陽のバランスをとるのは、体を健康に、心をおだやかに保つ近道ですが、数ある食材の陰陽を覚えることは難しいもの。でも、陰陽の基本的な性質を知っていれば、目の前にあるものの陰陽を自分で判断して日々の食生活に生かすことができます。

たとえば、陰性の季節である冬に陽性のものを食べると、陰陽のバランスが取りやすくなりますが、陰性のものを食べすぎると陰性に傾きすぎて冷えてしまいます。また、陽性の季節である夏にトマトやキュウリなど陰性の野菜を食べると、体を冷やして陰陽のバランスが取れ、快適に夏を過ごすことができます。

ちなみに肉類は極陽性、カフェインやアルコール類などは極陰性。焼き肉とビールの組み合わせは、実はバランスを取っているわけですが、まるでジェットコースターに乗っているかのように振り幅が大きく心身に負担がかかるのであまりおすすめはできません。

バランスを取るのは難しい感じがするかもしれませんが、寒い場所では陽性の植物が、暑い場所では陰性の植物が育ちます。つまり、旬のものを食べていれば自然とバランスが取れる仕組みなのです。まずは、季節の食材だけを食卓に並べる日を週に1回でもつくってみてはいかがでしょうか?

今日食べたもの: パクビット(野菜炒め定食)

休暇でカタンドゥアネス島島(フィリピン)に滞在しています。日本にいるときはあまり食べないマンゴーなどのフルーツを南国に来るとよく食べます。バナナをはじめとする南国産のフルーツは、極陰性。日本では陽の気が強くなる暑い夏をのぞいては、私にはちょっと陰が強すぎるのです。

普段の食事は、屋台などで食べていますが、リクエストするとたいていどこでもベジタリアン対応にしてくれるのがうれしいところ。おまかせで、とお願いしたら春雨と野菜炒めが出てきました。加熱時間に比例して陽性が増しますが、こんなふうに歯ごたえがちゃんと残るくらいさっと炒めたものは暑い気候にぴったりです。

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