本を読むのが好きな人がよく持つ悩みのひとつが、「読みたい本が多くて追いつかない」というもの。
その一方で、読書量が蓄積されたためか、あるいはもっと気分的な理由か、「次になにを読めば良いかわからない」という声も耳にします。
後者の場合、なんの準備もなく本屋に行き、自分の直感に身を任せて気になった本を手に取る、というのはひとつの一般的な対処法です。ただ、こんな本屋さんが近くにあったらより面白いかもしれません。
オーストラリアにあるElizabeth’s Bookshopsという古本屋さんは”Blind Date with a Book”という企画を実施中。
ブラインドデート。そう、会ったことのない人とデートすることです。
それを「本」に置き換えた新しい試み。このコーナーでは本は茶色い無地の紙で覆われ、カバーはもちろん、タイトルも著者名も分かりません。
お客さんは、包み紙に書かれた、本を紹介する断片的な情報のみを頼りに買う本を選ぶのです。
面白い試みですね。現代は「偶然が少ない時代」なんてことが言われますが、これなら思いもよらない出会いがありそう。実際、評判も良いということです。
“Blind Date with a Book”の本はオンラインからも11.95ドルで購入可能。その場合はメールでのやりとりから本を選べるといいます。
プレゼントの包み紙を開けるようなドキドキが感じられるかも。
[Elizabeth’s Bookshops]