かつては米NASAやロシア連邦宇宙局など大国の政府機関が主導してきた宇宙開発ですが、最近では民間企業の参入も活発です。
ところで、ひとくちに宇宙開発といっても、商業有人飛行をめざす大規模プロジェクトから、もっと手軽なものまでさまざま。
アメリカで4月13日に発売されるという、このGround Controlというビールもそうしたひとつと言えるかも。売りだし文句は「宇宙を旅した酵母で発酵させたビール」。
販売するのはオレゴン州にあるNinkasi Brewing Company。会社の外観もどことなく宇宙的です。
このビールに使用した酵母は、昨年10月にニューメキシコ州のSpaceport Americaから発射されたロケットに同乗。
上空77.3マイル(約124キロ)にまで到達し、無事に地球に戻ってきたそうです。最初のチャレンジは2014年に行われ、この時は砂漠での発見が難航し、見つかった時には酵母が死んでしまっていたといいます。
そうした失敗を経て、今回晴れて発売にこぎつけました。
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Ground Controlは苦みのあるインペリアルスタウト。オレゴンのへーゼルナッツ、カカオニブ、スターアニスといったものも使われているようです。
宇宙に行った酵母のビール、なんだか気になりますね。偶然にも見つけたらぜひチャレンジしたいですね。
[Ninkasi Brewing]
SOON YOU CAN DRINK BEER BREWED WITH SPACE YEAST [POPULAR SCIENCE]