Love Has No Labels 愛に形はない
というテーマに、アメリカで開かれたとあるキャンペーン。
広場には大きなディスプレイがただひとつ。
映し出された映像には、レントゲンのようなガイコツの二人が、踊ったり、抱き合ったり、キスをしたり。ただのカップルの愛を表現する、ひとつのインスタレーションのような、芸術映像かと思った観客たち。ですがこの後とても大切なことに気づいていきます。
映像に合わせて、ディスプレイの左側の裏から現れたのは、一人の女性。
右側から現れたのは、男性ではなく一人の女性。
Love has no gender (愛に性別は関係ない)という文字をバックに、観客の前でキスをする二人。
そう、彼女達は同性愛者でした。
このLove Has No Labelsキャンペーンは、世の中の偏見や差別を愛をテーマに訴えています。一番身近な愛という対象の様々な形に、見ている人たちは大切なことに気づかされていきます。
次々と出てくる二人のガイコツ。
障がいを持っていようとも
人種が違ったとしても
宗教が違ったとしても、宗教で禁じられていることがあったとしても、
年齢に対してだって、愛の形は自由。
大きさに関係なく、ほとんどの人々は差別や偏見を受けた事があることでしょう。国籍、人種、宗教、性別、障がい、病気、年齢、過去。例えどんな理由があったとしても、それはただの偏見。ガイコツになってしまえば、誰だって一人のヒト型のガイコツで、みんな同じでした。
愛について、そして偏見や差別について、とても大切なことに気づかせてくれるキャンペーンでした。もっと詳しくこのキャンペーンについて知りたい方はオフィシャルサイトをチェックしてみてください。