「イングリッシュブレックファースト」という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いでしょう。
このワードが有名なのは紅茶の種類の1つであるからなのですが、紅茶だけでは朝ごはんにはなりませんよね。もちろん、朝ごはんと一緒にいただく紅茶であることが、この種類の名前の由来です。
では「本当のイングリッシュブレックファーストのメニューは?」というと、目玉焼き、トースト、ソーセージ、マッシュルーム、焼きトマト、ベイクドビーンズと一つのプレートに品数豊富。量もかなり多いうえに若干手間がかかるため、イギリス人もブランチとしてカフェに食べに行く人がほとんどです。
伝統的な日本の朝ごはんを、毎日フルコースで食べている人は少ない日本と同じ感覚ですね。
ではイギリス人たちは朝ごはんに何を食べているかというと、シリアル、トースト、そしてポリッジです。
シリアルもトーストも馴染みのある朝食ですが、ポリッジは日本ではあまりなじみがありません。
ポリッジとはオートミールに暖かいお湯やミルクを入れてふやかして食べる、日本でいうおかゆのようなもの。最近の健康食ブームにのり、イギリス国内のマクドナルドやチェーン系のカフェでも食べることのできる朝食として人気になっているんです。
朝食もテイクアウトを好むロンドナー達のために、今月、ポリッジ専門のカフェ『ポリッジカフェ&バー』が登場しました。
約25種類のポリッジを楽しめるこのカフェ、3月2日のオープン以来連日の大混雑です。
昨年12月にはシリアル専門のカフェ『シリアルキラーカフェ』が登場するなど、健康志向の高い人たちが暮らすロンドン。
グルテンフリーでヘルシーなメニューが多く、これからますます人気が上昇していくかもしれません。