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ヘブライ語が書かれたアストロラーベ 1345~1355年 おそらくスペイン

4月18日より、上野にある東京都美術館で、「大英博物館展-100のモノが語る世界の歴史」が開催されます。

世界最大級の博物館である大英博物館は、世界中から様々な人が訪れるロンドンの観光名所のひとつです。そのコレクションは、700万点を越える膨大な量を誇り、世界中のあらゆる地域と時代を網羅しています。

大英博物館に行ったことがある人ならわかると思うのですが、「あまりにも広く、見どころがあり過ぎて、とても一日では見て回れない」ほどのスゴさなのです。今回開催される「大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史」では、珠玉の100作品をセレクト。

とってもわかりやすく、200万年前から現代に至る人類の創造の歴史について展示しています。実際に展示される作品を時系列順に見てみましょう。

これは、紀元前2500年頃のメソポタミア南部に発生したシュメール文明のウルの王の墓で発見されたモザイク。ラピスラズリや貝殻でつくられたモザイクで、人々の営みが描かれています。

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ウルのスタンダード 紀元前2500年頃

イラクイスラム教以前に、イエメンで信仰されていた土着の神タラーブへの供物です。爪が不自然に窪み、小指が骨折しているように曲がっているので、実際の手をかたどって作られたとされています。

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アラビアの手形奉納品 100~300年

イエメン鮮やかな色合いの古代エジプトのミイラの棺です。色彩や神々の図像には、幸せな来世への願いが込められています。

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古代エジプトの棺 紀元前600年頃

エジプトセイウチの牙やクジラの歯でつくられたチェスの駒です。ユーモラスな造形が非常に魅力的ですね。

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ルイス島のチェス駒 1150~1200年 イギリス、ルイス島

おそらくノルウェーで制作珍獣である犀(サイ)を見たことのなかったアルブレヒト・デューラーが、人からの話を伝え聞き想像で描いた木版画です。

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デューラー作「犀」 1515年

ドイツ、ニュルンベルク日本が当時ヨーロッパに輸出していた磁器のうちのひとつ。最初の「クールジャパン」ですね。

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柿右衛門の象 1650~1700年

日本現代の作品もあります。内戦後のモザンピークの芸術家が、廃棄された武器で作った「母」という作品です。

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銃器で作られた「母」像 2011年
All photographs © The Trustees of the British Museum

海を渡ってはるばるやってきたお宝たちは、何気なく使用されていた日用品から教科書で見かけた美術品までバラエティに富んでいます。「モノ」を通じて、信仰の対象、激動する社会背景など、様々な「歴史の断片」に触れることができます。

東京以外に、福岡、神戸でも巡回展が開催されるので、お近くの方はそちらもチェックして下さいね!

大英博物館展―100のモノが語る世界の歴史
会期:2015年4月18日(土)~6月28日(日)
会場:東京都美術館 東京都台東区上野公園8-36
時間:9時30分~17時30分 *金曜日9時30分~20時
※いずれも入室は閉室時間の30分前まで
休室日:月曜日、5月7日(木)(ただし5月4日(月・祝)は開室)
料金:一般1,600円(前売り1,300円)、学生1,300円(前売り1,100円)、高校生800円(前売り600円)、65歳以上1,000円(前売り800円)
※4月17日(金)まで展覧会オリジナルフィギュア付「グッズセット券」(1500円)を販売中

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