左・アートフェア東京 10周年記念ロゴマーク
右・3331 Art Fair  – ヴィジュアル・デザイン:山縣良和 / writtenafterwards


桜咲く3月は日本におけるアート業界にとっても華やかなシーズンとなります。

アートフェア東京は、東京国際フォーラムで開催されている日本で一番大きなアートの見本市です。国内外合わせて約130軒のギャラリーが参加し、現在のアートのトレンドを観ることができます。

この時期に合わせて多くのアートイベントも開催され、国内のみならずアジアをはじめ海外からのアートファンも東京に集まって来ます。

そして私どものギャラリーが入居している 3331 Arts Chiyoda でも二回目となる 3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒ が開催されます。

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左から高井勇輝氏、中村政人氏、金島隆弘氏 撮影:3331

2月28日、この2つのフェアに先立って、アートフェア東京プログラム・ディレクターの金島隆弘氏、 3331 Art Fair 統括ディレクター中村政人氏、さらにモデレーターに株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクターの高井勇輝氏を迎えて「これからのアートシーンをつくるアートフェア」と銘打ったスペシャルトークが開催されました。

トークの前半ではお互いのフェアの魅力と役割について分析し、後半ではアートフェアがアートシーンの中でどのように機能し、またアーティストやギャラリー、コレクターがどのようにシーンに関わって行くのか?を語り合いました。

ここではトークでのキーワードをヒントに2つのフェアの特徴を紹介していきます。


アートフェア東京

これまでの統計ではアート作品をコレクションして行くのは50代の男性に続いて30代の女性が多いということから、アートへのアプローチを増やすことが必要だと考え、ギャラリーブースとは別に独自の企画を展開。

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アートフェア東京 2014会場風景 / 撮影:岩下宗利

会期中には約20のシンポジウムやトーク等のイベントがプログラムされていたり、スポンサーである企業のパートナーブースやメディアアートに注目したブースAMITの展示、パークホテルでのパーティーなど様々な角度から楽しみな企画が目白押し。

さらに本年も大注目なのが2011年より続いている特別企画「アーティスティックプラクティス」は淋派とベネツィア・ビエンナーレをテーマに3つのセクションに分けて展開します。

A【琳派はポップ/ポップは琳派】
今年で誕生から400年を迎え尚、琳派がもつ「ポップさ」をキーワードに日本独自の美術表現を見直し現代美術で軽やかに表現する作家を紹介。

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山口藍「ことど」 撮影:市川靖史 ©ai yamaguchi・ninyu works Courtesy SPIRAL /Wacoal Art Center, Mizuma Art Gallery

B【ヴェネツィアがみた日本の現代アート】 
1895年からイタリアで開催され、世界的に最も影響力があると言われている国際展のヴェネツィア・ビエンナーレにこれまで参加してきた日本人作家を中心に構成。

1【多様性の中の現在】

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左/塩田千春「Zustand des Seins (Kinderkleid) / State of Being (Children’s Dress)」©Chiharu Shiota photo by Tetsuo Ito Courtesy of KENJI TAKI GALLERY

2【「もの派」から辿る20世紀】

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遠藤利克/空洞説ー沈む舟 撮影:長塚秀人 Cortesy of SCAI THE BATHHOUSE


3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒

3331 Art Fairでは、ギャラリー主導のマーケットのなかでコレクターとアーティストにフォーカスを合わせ作品購入によって賞とする「コレクターズ・プライズ」を設定するというユニークな試みを実施。今回のトークテーマである「これからのアートシーンをつくるアートフェア」の一翼を担う形になるはずです。

フェアディレクターの中村政人は本人も作家として活動するからこそ、「作品の価値は売れた時に決まるんだ」とアートと経済の本質を切実に訴えています。

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2014年の展示風景 中島崇/宙に透く-Superposition- cTakashi NAKAJIMA Courtesy of Gallery OUT of PLACE

このフェア最大の特徴は、新鮮で切実な感性と同時代性を垣間見せてくれる作家達のグループ展という形を取りながら、コレクターの興味のあり方を公開することによって “見る”から“買う” というアートマーケットのダイナミズムをみることが出来るところです。

会期中は毎晩「ナイトラウンジ」を開催。大きく3つのテーマ「アーティスト・トーク」「コレクターズ・サロン」「コレクターズ・レクチャー」に分け、アートフェアへの関わり方をより多角的にします。

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Hogalee/緑、黒、黄褐色のコンポジション・ガール  2013 ©Hogalee Courtesy of Gallery OUT of PLACE

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内山聡/injected painting / roll no.1 2014 ©Satoshi UCHIYAMA Courtesy of Gallery OUT of PLACE

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mariane/seja bem vindo(welcome)  2010 ©mariane Courtesy of Gallery Jin Projects

トークを通して話していたことは、同時期に開催される2つのアートフェアはアプローチやプレゼンテーションは大きく異なるが、これからのアートシーンにおいてその裾野をどのように広げて行くのか?を考え、アートが他の分野やカルチャーと繋がっていくことをとても重要視しているということです。

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3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒ 記者会見
左から(敬称略)中村政人、石鍋博子、キュンチョメ、足立喜一郎、中里周子 撮影:3331


スペシャルトークの直前に行なわれた 3331 Art Fair ‒Various Collectors’ Prizes‒ の記者会見では、参加アーティストのキュンチョメが「作品を買ったその瞬間から、あなたもアーティストです!」って話していたのが印象的でした。

創ること、伝えること、見ること、売ること、買うこと、飾ること、遺すこと、その全てがアートを支えているのです。アートに関わることであなた自身もアーティストに!

この機会に是非、アートフェアへ行ってアートに関わってみてはいかがでしょうか?

アートフェア東京/ART FAIR TOKYO 2015
一般公開:
3月20日(金)11:00 – 21:00
3月21日(土)11:00 – 20:00
3月22日(日)10:30 – 17:00
ファーストチョイス:
3月19日(木)16:00 – 18:00
オープニングプレビュー:
3月19日(木)18:00 – 21:00
プレスプレビュー:
3月19日(木)16:00 – 21:00
*ファーストチョイス及びオープニング/プレスプレビューはご招待状をお持ちの方のみ。
会場:東京国際フォーラム 東京都千代田区丸の内3-5-1
入場料:1-DAYパスポート 2,000円(税込) 前売り 1,500円(税込)
※1-DAY パスポートで一般会期中の1日に限り自由に入退場が出来ます。小学生以下無料(但し大人同伴)
3-DAYパスポート 3,500円(税込) 前売り 3,000円(税込)
※3-DAY パスポートで一般会期中3日間は自由に入退場が出来ます。小学生以下無料(但し大人同伴)
主催:アートフェア東京実行委員会
運営:アートフェア東京実行委員会 事務局(aTOKYO株式会社)
お問い合せ:E-MAIL: info@artfairtokyo.com
3331 Art Fair 2015 ‒Various Collectors’ Prizes‒
開催日:2015年3月21日(土) – 29日(日)
開場時間:11:00-20:00(最終日のみ19:00まで) ※ 最終入場は閉場30分前
オープニングイベント(ご招待者のみ):3月20日(金)16:00-19:00 内覧会 19:00-21:00 オープニングレセプション
会場:アーツ千代田3331 1階メインギャラリー 東京都千代田区 外神田6丁目11-14
入場料:一日券 一般1,200円、シニア・学生800円、高校生以下、障がい者 無料、ペアチケット2,000円
※いずれも当日に限り再入場可。
全日パスポート:一般2,000円、シニア・学生1,600円
※ご本人様に限り会期中何度でもご入場頂けます。
※デポジット制:作品ご購入の来場者さまには入場料を全額ご返却します。
主催:3331 Arts Chiyoda
協力ギャラリー:A/A Gallery / AOYAMA | MEGURO / Bambinart Gallery / CASHI / CfSHE Gallery / Clark Gallery + SHIFT  / HAGIWARA PROJECTS / HARMAS GALLERY / hpgrp GALLERY / Imura Art Gallery / island JAPAN / Gallery Jin / Gallery K / KIDO Press / Gallery Kobayashi / Gallery Monma & Annex / Gallery MoMo / Mujin-to Production / nap gallery / Gallery OUT of PLACE / rosenfeld porcini, London / Taka Ishii Gallery / TALION GALLERY / Gallery Ten / YKG / gallery 21yo-j
作家選定外部委員:市原研太郎 / 福住 廉
キー・ヴィジュアル:山縣良和 / writtenafterwards[協力:ボクトウ刺繍]
お問い合せ:info@3331.jp

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