スマートフォンの登場以来、携帯電話のカメラを使って写真を撮るという行為は、わたしたちの日常生活の一部になっています。Instagramをはじめとしたアプリも数多くリリースされ、フィルターや多重露光を使った表現の幅も、フィルム時代とは比べられないほど身近で簡単なものになりました。

そんななか登場したのが、古き良き写ルンです時代を思い出させてくれるアプリ、1-Hour Photo (iOS用)です。

150222EConehourphoto

1-Hour Photoのアイディアはとてもシンプル。このアプリを使って撮影した写真は1時間たたないと見ることが出来ない、という仕組みです。

昔フィルムで写真を撮っていたころ、地元のカメラ屋にフィルムを持ち込んで現像とプリントを待っていた感覚が思い出されます。撮ってすぐ見られるのがデジタル・フォトグラフィの長所のひとつですが、それを真っ向から否定したアプリです。

アプリの操作法もいたって簡単。1-Hour Photoを立ち上げると、表示されるのは大きなシャッターボタンと、「現像待ち」をしている写真の枚数、そして次の現像が何分後に終わるのかを示すタイマーの3つがあるのみ。露出補正、フィルター、シェア、そういった機能は一切ありません。シャッターを押すだけ、という潔い仕様は、インスタントカメラそのものです。

1時間が経過すると、写真は自動的に写真アプリ内の1-Hour Photoアルバム内に追加されます。すべての写真にはコントラストが高めのモノクロフィルターが掛けられており、たった1時間前なのにもっと時間が経ったような、不思議な気持ちがします。待ち遠しかったからでしょうか、アルバムを開くのもいつも以上に楽しい気がします。

以下にシアトルの街で撮った作例をいくつか載せてみました。レタッチはしていませんが、トリミングですべての写真を1:1の四角にしています。

150222onehourphoto-2

150222onehourphoto-3

150222onehourphoto-4

150222onehourphoto-5

150222onehourphoto-6

あえて不便さをウリにする楽しいアイディアですね。モノクロフィルムとフィルムカメラを持って出かける雰囲気に近いアプリなんて、なかなか素敵ではありませんか。

[1-Hour Photo]
[1-Hour Photo iTunes App Store]

photographed by Sho Ito

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense