ここ数年、世界各国のショコラトリーで続々と誕生している“Bean to Bar”。
“Bean to Bar”とは、カカオ豆(Bean)の状態から板チョコレート(Bar)になるまでの全ての工程、選別・焙煎・摩砕・調合・成形を自社で行い製造されるチョコレートのこと。
カカオ本来のおいしさが楽しめるとあって、チョコレート愛好家たちの注目の的です。
こちらの写真は、上から時計回りにビーン、カカオニブ、タブレット、ボンボンショコラと、全ての工程を表現したショコラティエ パレ ド オールのセット「Bean to Bar to Bonbon Box」。
先日開催されたチョコレートの祭典 “Salon du Chocolat“(サロン・デュ・ショコラ)では、ワイルドカカオの収穫、発酵、輸送の工程も管理しているデンマークの「オイオラ」、ハンドメイドで多彩なフレーバーを展開するリトアニアの「チョコレートナイーブ」など、ヨーロッパ、アメリカ、南米、日本の20以上のブランドが“Bean to Bar”を出店していました。
あっという間に完売するお店もあり、勢いはまだまだ止まらなそうです。
特にお気に入りはこの3軒。
・フランス発の「Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris(ル・ショコラ・アランデュカス・マニュファクチュール・ア・パリ)」
ボンボンショコラも美味しいですが、オレンジ、レモン、グレープフルーツのピール、生姜のスライス(結構厚めです)をチョコレートコーティングしたものや、数種類のナッツをチョコレートコーティングしたものも美味しいです。
味がしっかりわかるバータイプが特におすすめ。
・リトアニア発の「Chocolate NAIVE」
リトアニアの豊かな食材を生かした蜂蜜やヘーゼルナッツ、豊富な種類のベリーやハーブなど様々なフレーバーが楽しめるタブレット、”Back to the Origins”が人気。
タブレットは今年のバレンタインのトレンドということもあり、「Chocolate NAIVE」は要チェックです。
・ニューヨーク発の「Fine & Raw Chocolate」
そしてこちらは話題のローチョコレート。ローチョコレートとは、生のカカオパウダーやカカオバターなど精製されていない甘味を加えて作るチョコレートのこと。
ブルックリンのウィリアムスバーグに工場を構えるファイン&ロー・チョコレート・ファクトリーは、ウォールストリートで働いていた男性が、脱サラして立ち上げた、グルメでヘルシーなローチョコレートを生産するブランド。 2012年末に工場をパブリックに向けてオープンしたことで、大きな話題となりました。
パッケージもかわいい!
今年のバレンタインのトレンドは、”Bean to bar”、そしてタブレット、ローチョコレート。
各地でバレンタインフェアが開催されているので、この機会に是非、チョコレートの進化を味わってみて下さいね!