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「トミタリア/TOMITALIA」。日本語のような、イタリア語のようなこの言葉。

これは富田一彦のトミタとイタリアを合わせた、国名を想起させる造語なのです。自身の作品を中心として人々が豊かに結びつく場を想定して「トミタリア」と呼びます。

富田一彦とは長崎県出身のプロダクトデザイナー。1992年にロンドンのRoyal College of Art(王立美術大学院)を修了し、1993年にミラノでアトリエ 「意匠二次元半」を設立、現「トミタデザイン」に至ります。

20年にわたりイタリア・ミラノを拠点に、国際市場に向けたプロダクト(生活に用いられる量産製品)をデザインしてきました。それは家具や食器など、私たちの身近にあるものばかりです。

そんな富田氏の世界観が垣間見られる「トミタリア-富田一彦の世界」が長崎県美術館にて開催されています。

本展では約100種類もの作品が展示されています。その中には、川端装飾との「FUK series」のソファー、稲沢鐵工の「SCALATTA」の階段といった、長崎の地場産業とのコラボ作品も数多く展示されています。

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FUK series/1998/川端装飾ほか

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SCALATTA/2006/稲沢鐡工

会場に入ると、屋内なのにまるで風がふいているような感覚に陥るほど、不思議な空間。

最初のセクションでは初期の作品群を中心に展示。家具作品には、有機的で親しみやすい形態、機能、使い心地をデザインするというコンセプトが凝縮されています。

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GRULI/2006/TOMITADESIGN

これは何だと思いますか?

「GRULI」というクッションの作品です。レザーカットしたスウェード素材のリングを、白い熱着テープで組み合わせて作られています。最新技術による素材と、テーピングの職人の手仕事の痕跡が見えます。

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Hadaka-no piano’Aria’/1992/卒業制作(Royal College of Art)

そしてこれはなんとピアノ!

実際に長崎県美術館で行われたオープニングでこのピアノが使われました。こもらない軽やかな音がするそうですよ。演奏を聴いてみたいですね。

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POOTO/1997/Laboratorio Pesaro

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TOWERING pastel/2005/NUSSHA

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左 BOONA/1998/林辰産業   右 AHHA&UHHU/1993/意匠二次元半

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長崎県美術館では開館以来継続している長崎ゆかりの近現代の作家を顕彰する小企画展で、「トミタリア-富田一彦の世界-」の会期は2015年1月16日(金)〜3月15日(日)まで。

また、長崎県美術館のカフェでは1月30日〜3月15日までホットドリンクを、富田一彦デザインのカップ&ソーサーで期間限定で楽しむことができます。あなたのその手で「トミタリア」の世界を味わいに行きませんか?

[長崎県美術館]
住所:850-0862 長崎県長崎市出島町2番1号
TEL:095-833-2110 FAX:095-833-2115
開館時間:10:00〜20:00(最終入場19:30)
休館日:毎月第2・第4月曜日(休日・祝日の場合は火曜日が休館)

開催中コレクション展情報 [長崎県美術館]
TOMITADESIGN

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