もらって嬉しい旅のお土産はなんですか? お菓子? 絵葉書? キーホルダー?

あるいは現地に咲いているお花の絵というのも、素敵だと思いませんか。

現在、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展」では、大冒険のお土産として持ち帰られた植物の銅版画が公開されています。

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1786年の夏、イギリスのジェームズ・クックはタヒチ島で金星の太陽面通過を観測するため、エンデヴァー号で太平洋探検航海に乗り出しました。

のちに「バンクス花譜集」の出版を企画したジョセフ・バンクスは自然調査のために乗り込んだプラントハンター。植物学者のダニエル・ソランダーと画家のシドニー・パーキンソンも科学班として、この航海に参加していました。

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こちらがバンクスさんのポートレート。

バンクスさんが花を描いたと勘違いしてしまいそうですが、これらの植物の原画を書いたのは20代のパーキンソン君とのこと。彼は航海中に亡くなってしまったそう。

この航海では30828もの植物が採取され、743枚が本に収録されました。今回の展覧会ではその内の120枚公開されています。一枚一枚こんなに細かく描写されているのに、それを銅板に一枚一枚彫るのが何百枚も…と考えると途方に暮れてしまいそう。



理性と啓蒙の時代と言われる18世紀のイギリス。政治、社会、経済の近代化により、文学や芸術にも、新たな時代の訪れを感じるものが多くあります。海洋冒険小説やロマン主義絵画などがその代表例です。

ジェームス・クックの太平洋航海は、まさに新しい時代を象徴する、未知との出会いでした。

こちらから、会場の風景をビジュアルツアーで見ることもできますよ。

200年以上昔の花々は今でもみずみずしく、くっきりと記録されていて、私たちに冒険の驚き、喜びと苦しさを伝えてくれます。

現地の民俗資料なども合わせて展示されているので、遠い植物のふるさとを、はっきり感じられそうですね。

こちらから花譜集の購入も可能です。



キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展
会期:2014/12/23(火・祝)-2015/3/1(日)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
TEL:03-5777-8600
キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展

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