ドイツはフランクフルトよりエッベルヴァイエクスプレス(Ebbelwei-Express)のお話をお届けします。
エッベルヴァイエクスプレス? なんだか聞き慣れない言葉ですよね。
日本語に訳すと「アップルワイン電車」という意味です。このかわいらしい賑やかな「アップルワイン電車」がフランクフルトの休日の町を走ります。
アップルワインとは、フランクフルトの名物ドリンク。日本にあるフルーツワインを想像してしまうと酸っぱくて驚いてしまいますが、こちらでは「とりあえずビール」の代わりぐらいに愛されているお酒です。
ドイツ語でアップルワインはアプフェルヴァイン(Appfelwein)ですが、フランクフルトが位置するヘッセン州のなまりでエッベルヴァイ(Ebbelwei)となります。だから、この路面電車も「エッベルヴァイエクスプレス」という名前です。
つまり「アップルワイン電車」は、フランクフルトの名物アップルワインを楽しみながらフランクフルトの町中を走り抜ける電車なんです。
乗車時に8ユーロ支払うと、中でアップルワイン(アップルジュース・お水などもあり)と一緒におつまみの大きなプレッツェルがついてきます。
予約は必要なく、ルート内どこの駅からでも乗車・下車可能。フランクフルトの名所はだいたい通ります。
マイン橋を渡って
ヨーロッパ中央銀行のユーロマークも通り抜けていき、ヨーロッパ経済の中心らしい景色が楽しめます。
他にもドイツの伝統的な建物があるレーマー広場、大きなメインステーションHauptbahnhof、そしてこのアップルワインを楽しめるレストランが集まっているザクセンハウゼンという若者に人気のエリアを通ります。
かわいい電車に乗って、お酒を飲みながら、街を一周するのはなんともワクワクします。事前に予約をすれば貸し切りもできるので、フランクフルト旅行中にお誕生日を迎える人がいたら、アップルワイン電車貸し切りパーティーはいかが? 絶対忘れられない思い出になること間違いなしですね。
こんなに繋がっていると圧巻ですね。まるでお祭りのようです。
乗っていなくても、見かけるだけでなんとも嬉しい楽しい気持ちになる、フランクフルトでマスコット的存在の路面電車です。寒い中で電車を待つ冬は特にね。
ウェブサイトは日本語の案内もあります。貸し切りの予約やルートをチェックしてみてくださいね。運行は休日だけなので、気をつけて!