思い出の映画、ありますか?
その作品そのものが好きというのはもちろんですが、恋人や友人など誰かと一緒に観たり語り合ったりしたことも含めて思い出。ということも少なくないと思います。
ルーミー編集部の秋山くんにも、そんな「思い出の映画」がありました。
秋山くん、どうやらヘッドフォンをかけて物思いにふけっている様子です。
聴いているのはとある映画のサウンドトラック。サントラを聴くことで映画の世界に浸るというのはよくあることですよね。ですが、秋山くんは、映画の主人公がカセットテープで音楽を聴いていたことに影響を受けて、自分でもカセットテープ版サントラを作ってしまうほどの熱の入れよう。
というのも、その映画は、秋山くんが想いを寄せていた女性と一緒に観に行った思い出の作品なのです。
駅での待ち合わせにそわそわし、映画館での隣同士の席にドキドキしながら、2人同じシーンで笑い、涙したこと…。今でもすべて昨日のことのように思い浮かびます。
しかし、そんな映画デートのしばらく後、彼女が他の男と歩いている姿を見てしまい、想いを告げることなくあきらめたという悲しい思い出でもあるのです。
その映画とは、2014年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
そう、あの『アベンジャーズ』のマーベル・スタジオが放った2014年度全米No.1の大ヒット作です。
宇宙一ツイてないトレジャー・ハンター、スター・ロードことピーター・クイルや、アライグマのロケット、樹木型ヒューマノイドのグルートらを中心としたお尋ね者5人組が、たまたま刑務所で一緒になり、なぜか銀河滅亡を阻止する最後の希望になるという、ヒーローらしくないヒーローたちのSFアクション超大作。
特徴的なストーリーの他にも、これまでになかったカラフルでユニークな宇宙空間の描写や、表には出てこない裏設定まで徹底的に作りこまれた世界観、70年代のヒット曲を贅沢に使ったサントラなど、従来のSFとはまた違う雰囲気で、SFファンやアクションファンのみならず多くの映画好きに人気を博しました。
そんな『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がMovieNEXとして2015年1月21日(水)についに発売されたのです。
ちなみにMovieNEXとはブルーレイとDVDの2枚組+デジタルコピーほか様々な特典がセットになった、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンオリジナルのリリース形態のこと。
「とにかくまた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観たい!」と切望していた秋山くんは、楽しかった思い出と悲しみの両方を反芻しながら、この日を本当に待ち望んでいたのです。
さっそくブルーレイで映画本編を楽しむ秋山くん。高精細な映像と大画面で、映画館ではじめて観たときの興奮が蘇ります。
さらには監督のジェームズ・ガンが案内する製作の舞台裏や、音声解説付きの未公開シーンなどの映像特典も満載で、これまでサントラを繰り返し聴いてきた秋山くんのような大ファンも大満足。
WEBブラウザで作品の「MovieNEXワールド」にアクセスすることで、タブレットやスマートフォンでも作品本編が楽しめる「クラウド対応のデジタルコピー」を利用できることもMovieNEXの大きな特徴。
これが「MovieNEX Club」内の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』MovieNEX ワールド。
パッケージに封入されているMagicコードを使うことで、各コンテンツのロックが解除され、あらゆる端末から特典を楽しむことができるようになります。赤枠で囲んだ箇所が、本編のデジタルコピー。MovieNEXを1パック購入するだけで、どこでも映画が楽しめるようになるのです。
さっそく編集部オフィスにて、スマートフォンで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のお気に入りシーンを映画ファンの同僚に見せながら、熱く語り合う秋山くん。
「これまでは、DVDを自宅から持ってきてPCで再生させながらじゃないと、こういう映画談義はなかなかできませんでした」と秋山くんも想像以上の使い勝手の良さに満足気です。
そして待ちに待った週末、ソファーに寝転がりながらタブレットで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を楽しむ秋山くん。しかし、なぜか心ここにあらず…。
作品を思う存分楽しむにつれ、いっしょに映画館に行ったあの娘のことを思い出さずにいられなくなってしまったのです…。
「あの日は本当に楽しかったな…」
「もう一度あの娘と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観たいな…」
「でもあの娘が知らない男と歩いているのを見て以来、連絡してないから、いまさら誘うことなんて……」
「……できないよ」
「さよならすらも言えてないのに………」
「………」
「!?」
「あっ、あった!」
あの娘は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の中でも、心優しい樹木型ヒューマノイド、グルートが好きだったんだ。
ブルーレイ/DVDで観られる映像特典とは別の、MovieNEXワールドオリジナルの特典映像は、「私は、グルート」15か国映像、『MARVEL エージェント・オブ・シールド』第1話、『MARVEL ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の全3種。
この中の「私は、グルート」15か国映像の存在を思い出した秋山くんは、思わず目に涙を浮かべます。
「『私は、グルート』しか言葉を発しないグルートの、15か国版の吹き替えを見比べられるこの特典映像を、あの娘に観せてあげたい!」
そして、その素直な思いは、次の瞬間には秋山くんの身体を突き動かしていました。
「ありがとう『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』!」
秋山くんは、スマートフォンを手に取り…
一目散に走り出す!
誰よりも早く、あの娘に会いに行くために!
思えば『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公たちは、負け犬のレッテルを貼られ、くじけそうになりながらも決してあきらめなかった。何度も負けそうになったけど、勇気を出していた。
「僕はあの映画の何を観ていたんだ。あの娘はただ他の男と歩いていただけで、デートだったとは限らない。ちゃんと確かめもせずに、勝手にそれ以上傷つかないように諦めていただけだ……!」
映画を観るということは「自分ではない誰か」を体験することなのかもしれない。
それは本当の自分よりもハッピーな体験かもしれないし、とてつもなく過酷なものかもしれない。
どちらにせよ、映画が終われば、観客はみんな本当の自分に戻ってくることになる。
でも、そのときに、前とは少し違う角度から自分を見られるようになっていることにも気が付くんだ。
僕はそれが映画の良いところだと思う。
動機は暇つぶしや逃避だとしても、現実を少しだけ変えていく力が得られる。それが僕の好きな映画なんだ。
もう一度あの娘と会って話をしよう。
もしあのとき隣にいた男が本当に彼氏だったとしたら、おとなしくあきらめて、一晩泣こう。
…そうじゃなかったら、僕のこの想いを、精一杯の言葉で伝えよう。
監督:ジェームズ・ガン/主演:クリス・プラット
価格:4,000円+税 / 2枚組 (ブルーレイ、DVD)
発売:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2015年1月21日(水)より発売中!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー公式サイト [Marvel Japan]
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