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日本一ダンディーな男、白洲次郎とその妻正子。

英国仕込みの紳士道をプリンシプルと呼び、近年再び注目を浴びている「日本一かっこいい男」次郎。

女性として初めて能舞台に立ち、米国留学。帰国後、次郎と結婚。小林秀雄、青山二郎などの影響を受け、文芸、骨董の世界に踏み込んだ正子。

この説明だけでも圧倒的な個性を感じる2人の感覚を研ぎ澄ましたお宅は、どんな感じなのでしょうか?

そのお宅は「武相荘」として東京町田市にあります。現在は記念館・資料館となり一般公開されています。

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武相荘の名の由来は「武蔵の国と相模の国の境に位置する」立地と「無愛想」を掛けたもの。次郎のユーモアが利いていますね。

茅葺屋根の母屋や納屋など、ほぼ全域が公開されており、次郎・正子の書斎や家族の居間、家具や持ち物、写真類、次郎手製の調度品や実際に使った農機具などが展示されています。

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先月11月30日までは秋展が開催され、土間や囲炉裏などには秋を彩る器や着物の展示がされていました。夏から秋を迎える温かな印象の木の器、秋草を活ける花器などに移行していく中で季節の移ろいを感じられる構成です。

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こちらの展示は四季によって編集されており、何年時が経っても色あせない魅力を感じます。

白洲夫婦は「趣味は異なるが嗜好は共通している」と館長の牧山圭子さんが館内の言葉で書かれていたように、まとまりのある空間に仕上がっているのは、ジャンルが異なっていても根底にあるテイストが近くにあった夫婦のコラボレーションの結晶なのではないでしょうか。

最後に、印象的な言葉がひとつ。母屋に掲げられていた書。

『何事非娯』(何事か、娯(うれ)しくあらざる=どんな事でも楽しみにならないは事ない)

これは正子の祖父、樺山資紀によるものですが、とてもポジティブな言葉で胸に響きました。

芸術の秋に60年間住んでいた彼らのエスプリに触れられるのも素敵ですね。

また、武相荘では食事やコーヒー、お酒を楽しめるカフェ「レストラン&カフェ 武相荘」も併設しています。カフェ利用のみもできますので、休みの日にお散歩がてらご飯を楽しむのもいいですね。営業時間など詳細はこちらをご覧ください。

武相荘

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