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いま「タイニーハウス」が話題です。

タイニーハウスとは、ちっちゃな家(小屋)のこと。北米を中心とした海外で、小屋に移り住むというムーブメントが起きているのです。

大きくて豪華な家に住むこと、モノをたくさん所有することがステータスだった時代は変わり、ミニマリズム(最小限主義)というアイディアが確立されつつある現代。生活をダウンサイズして、小さな空間の中に、本当に必要なものだけを置いて生活するというスタイルです。

タイニーハウスは、シンプルライフの象徴的な存在なのかもしれません。

そんなタイニーハウスを体感できるイベントが、東京・虎ノ門にて開催されています。

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株式会社SuMiKaが主催する「小屋展示場」。日本で初めての小屋をテーマとした新しい暮らしの見本市です。まるで住宅展示場のような楽しみ方で小屋のある暮らしに触れることができます。

知的好奇心が詰まった空間。ときにはとことん利便性を追求した空間。計14棟の個性的な小屋の中から、ルーミーがちょっと気になったものをご紹介していきます。

トイレと書斎が一緒になった小屋?

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実のところ、本イベントでは、ルーミーの兄弟メディア『ライフハッカー[日本版]』の編集長・米田智彦さんが考案した小屋も展示されているのです。それがこちらのウッディな十二面体「In&Out&Go(号)」。米田さんが長年温めていたアイディアをデザインムジカ・安藤僚子さんのチームが具現化したプロジェクトです。誕生秘話はこちらからどうぞ。

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五角形の板を重ねて作られた屋根は、まるで絵本に出てくるお家みたい。壁面のグリーンが生気を吹き込みます。

茶室のように、日本人に備わっている狭い空間に美と機能を収めるセンスと、ネットに接続された現代人の内なる(怠惰な)欲求、つまり『手が届く範囲にすべてがあり、長居できる空間がほしい』『自分だけの書斎やオフィスを持ちたい』という願望を統合して表現。小屋であり、書斎であり、トイレであり、移動式のモバイルオフィスであり、現代人の多様な『願い』を実現したコンセプチャルな『小屋作品』です。

と米田さんは語っています。

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実際に入ってみましたよ。にじり口を思わせる小さな入り口をくぐると、和柄の電子ペーパーがあしらわれた壁面とチャームポイントの生け花が。室内は以外と広く、圧迫感がなくて驚きました。

便座に座ってみたらクラシック音楽が流れてきます。便器に備え付けられたスピーカーから自動的に音楽が流れる仕組みです。適度な暗さのプライベート空間。あぁ、落ち着く…。

頭上では後方のプロジェクターから映像が投影されて、正面には作業デスクもあります。至れり尽くせりです。

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十二面体と分離して、トイレ部分は自転車のように漕いで進むことができるそうです。

「究極の個室とはトイレなのではないか?」という米田さんの妄想から始まったプロジェクト。トイレと書斎という対極にありそうな2つの要素が合わさった、画期的で機能的な小屋でした。

「In&Out&Go(号)」プロジェクトの全容はライフハッカー[日本版]の記事にてお楽しみください。

まるでドールハウスみたいなキュートな小屋

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株式会社夏水組株式会社バウムによる「一畳ハウス」。女子なら思わずときめいてしまう、かわいいインテリアが印象的な小さな小さな空間です。

会場には合計8つの一畳ハウスがありました。デザイン性の高いマスキングテープやクッションフロアでデコレーションすることができます。持ち運べるので室内に置いたり、庭に置いたり、はたまたピクニックへ持って行ったり。

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こちらはキット販売されていて、外壁も内装も自由にカスタマイズできます。先日、一畳ハウス作りのワークショップが行われたそうで、「子どもたちもすごく喜んでいたのですが、小屋を作るお父さんとお母さんの楽しそうな姿が印象的でした」と、株式会社夏水組の坂田さんは語っていました。こちらから購入できますよ。


デザイナーが手がける「自分で簡単に作れる」キャビン

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以前ルーミーでご紹介した、デザイナーによるDIY家具を展開するECサイト「MaKeT」。建築家の谷尻誠さんが手がける高いデザイン性の家具を自分の手で作れるのが魅力です。

そんなMaKeTから新しく登場したのが、宙に浮く木造コンテナのような高床式のキャビン。その名も「case study house: MAKET CABIN_01」です。気候環境や使用スタイルによってソフトトップが選べたり、柔軟にカスタマイズできるそうですよ。

こちらのキャビンは、普段はIT系の職種で施行は素人という男性3名で作ったとか。約2日で完成したそうです。

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室内をのぞくと、同じくシンプルなデザインのテーブルやスツールなど、MaKeTの家具一式でコーディネートされていました。

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デッキの上でゆっくり本を読むのもいいし、仕事だってはかどりそう。サマーハウスとして田舎に一棟立てて、都会とのデュアルライフを楽しんだり、自宅の離れに書斎として建てるなど、新しいライフスタイルを始めるきっかけになりそう。


その他にも、個性的な小屋がたくさんありましたよ。

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木に住む家 Kisumu by 株式会社ヒロ建工

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みんなでつくる、小さな暮らしの実験場 by 鈴木菜央(greenz.jp代表 / Co編集長)+YADOKARI

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HANDS WORK BOOTH by 株式会社東急ハンズ + 株式会社キューブスタイル

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COBACO by 桃山建設株式会社

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KOYAKAYA by ウィズの森



展示されている小屋の中には、1棟100万円をきるものから販売されています。金額でいえば、自動車1台を買うのとほぼ同じかそれ以下な場合も。

小屋の用途やテーマは自分次第で無限大に広がります。結婚した、子どもが生まれた、転職した…など、環境の変化にともなって住まいのスタイルを変えていく。

これからの自由な家づくりを考えるヒントにたくさん出会えた展示会でした。「小屋展示場」は10月12日(日)までの開催です。

小屋展示場

2014年10月4日〜10月12日
開催時間 11:00〜17:00
東京都港区西新橋2-11-4(南桜公園脇)

http://campaign.sumika.me/koyatenjijo/

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