ビデオは必ず巻き戻して返却してください!

いまやiTunesGoogle play,huluなどのインターネットサービスのおかげで簡単におうちで映画が楽しめるようになりました。

映画などのコンテンツの種類がそろっていなかったり、料金的にも安いためか、まだ日本での主流はDVDの購入かレンタルですよね。(アメリカではDVDレンタル店の大手はほとんど廃業になっています)

このドキュメンタリー映画『VHSテープを巻き戻せ!』は少し昔のお話。DVDが普及する前に主流だったのは、VHSテープという規格のカセットテープでした。おうちで「映画や映像コンテンツをみる」ライフスタイルを定着させたのは、VHSテープの普及にあります。

そのVHSテープのはじまりからおわりまでの歴史を映画監督のアトム・エゴヤンや押井守、そしてマニアックなコレクターたちへのインタビューを元に、この映画は構成されています。

VHSテープコレクターへのインタビューシーンです。背景に山のように積み重ねられたVHSがありますね。2008年をもって大手メーカーはVHSテープの生産を終了しました(一部メーカーでまだ生産はされています)。

音楽のアナログ・レコードと同様にまだデジタル化されていないコンテンツは山のようにあります。コレクターたちは世界中を飛び回って、フリーマーケットや中古販売などでレアなVHSを買いあさっているのです。

VHSの歴史上有名な話といえば、ベータという別規格との生存戦争。約10年間、日本ビクターとソニーは戦いました。どちらのソフトも機能的には一長一短だったのですが、最終的には日本ビクターの販売戦略が功を奏し勝利を収めます。

そこから爆発的にVHSは世界中に普及しました。そしてそれと同時にものすごい数の映像コンテンツが制作されたのです。Vシネが誕生したのもちょうどこのころ。

劇場用の映画ではなく、低予算でVHSで見る専用に作られた映画たち。マニアックなコレクターたちが探しているのは、このVHSでしか見られない映像コンテンツなのです。

映画の宣伝動画はこちら。

iPhoneをはじめとするスマートフォンの普及は、人々の生活をまったく新しいものに変えてしまいました。同様にVHSの普及は、映画製作のありかたを変えてしまいました。

その結果おうちで映画をみることが、今では当たり前になりました。子どものころ、VHSで映画をみたりテレビを録画してた方は必見です。

『VHSテープを巻き戻せ!』
監督・脚本・原案:ジョシュ・ジョンソン 
製作:キャロリー・ミッチェル 
出演:アトム・エゴヤン、ジェイソン・アイズナー、フランク・ヘネンロッター、ロイド・カウフマン、押井守、高橋洋、中原翔子、いまおかしんじ、バクシーシ山下 ほか 
2013年/英語・日本語(英語・日本語字幕)/91分/
配給:アップリンク 宣伝:アップリンク、contrail 協力:ローデッド・フィルムズ
©Imperial Poly Farm Productions

2014年7月26(土)渋谷アップリンクにて再生開始!

VHSテープを巻き戻せ

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