自分のほしいものを自分でつくる。しかも安く。
そんなDIY、あこがれますよね。あれ、もしかしてもうDIYしていますか?
すでにDIYに慣れている人でも、ここに紹介するDIYのいくつかにはびっくりするはず。初心者向けの簡単DIYから、おどろきのアイデアDIYまで、一緒に見てみませんか?
まずは初級編。「自由が丘ベイクショップ」のディレクター浅本充さんが、カフェをテーマにしたお部屋のスタイリングをするのに使ったDIYテクニックです。ちょっとしたアイデアでお部屋がグッと快適になる好例です。
照明をちょうどいい長さに吊るす
そっけない蛍光灯の照明をペンダントランプに付け替えるだけで、お部屋の雰囲気はアップします。でも、天井から吊るすコードの長さがあまって格好悪いなんてことありますよね。そんなときに使えるのがS字フックです。コードをフックに沿って巻きつけるだけで細かい調整ができ、見栄えも良くなりますよ。
スマホで音楽を聴く in マイルーム
家で音楽を聴きたいけど、オーディオ機器を置くスペースがない、なんてときに便利な裏技をご紹介。トレイに紙コップを転がして、その中にスマホを突っ込んで曲を流すだけで音が響いて部屋中に音が広がる、電源を使わないスピーカーのできあがりです。
テントベッドをつくる
アウトドア大好き! それならお部屋でもアウトドアしてみませんか? そんなおどろきのDIYがこちら。ベッドの上にテントを敷いて、快適インドアライフを体験してみましょう。ファッションスタイリスト岡部文彦さんが提案する「夢のアウトドア部屋」です。
1. ベッドマットを床にじかに置くのは御法度。寝ているあいだの汗や湿気を逃すために、すのこを敷きましょう。マット専用のすのこもありますが、木製のすのこパレットを切って、パズルのように組み合わせれば十分です。
2. マットレスを敷きましょう。寝心地を大きく左右するので、自分の体に合った硬さのものを選ぶのがおすすめです。
3. テントをそのまま置きます。2人用のドームテントであれば、シングルのマットレスと幅もちょうどです。
何でも引っかけられる木製フレームをつくる
「見せる収納」とはよく言いますが、棚を置くと部屋を圧迫するし、壁に掛けるにも、賃貸だと壁に穴を開けられなかったりします。そこでなんでもひっかけられて、なおかつ邪魔にならない「フレーム」をつくってしまおうというのがこのDIYです。
1.ホームセンターなどで2×4材をサイズに合わせて切ってもらい、接合面に穴を2箇所開け、柱同士をネジで接合します。このとき、初心者でも難なくできる電動ドリルは必須。安いものなら数千円で買えます。
2.平面の四角い枠をつくり、壁面に立てて立体的に組み立てていきます。
3. 完成! 強度が必要な場合は、斜めに木を渡しても(火打ち)よいでしょう。※落下には十分ご注意ください
賃貸なのに、自由に塗れてなんでも打てる壁
「とにかく部屋全体をダークなトーンで覆いたい」と考えたのは、日本を代表するファッションデザイナー信國太志さん。でもお部屋をペンキで塗るなんて、賃貸では考えられませんよね…。でも、そんな願いを実現するのが、このDIYなのです。
1. 天井裏から-50mmの長さの2×4材にピーラーブラケットをはめ込み、側面の孔に木ネジを打ちます。上部のアジャスターを調整し、等間隔に並べて突っ張らせましょう。今回貼り付けたパンチングボード幅910mmの場合、450mm間隔にすれば強度は十分です。
2. 柱の位置に合わせて、縦に6箇所ほど木ネジを留めれば完成!
…以上、初心者向けの簡単なものから、驚きの上級者向けまで、特徴的なDIYアイデアの数々をご紹介しました。これらのアイデアは、リノベーション賃貸を扱うブランドREISM(リズム)が作った『SINGLE LIFE STYLE IDEA 100 ひとり暮らしを全力で楽しむ100のアイデア』(アスペクト刊)という本からの抜粋です。
各お部屋の詳細や、スペシャリストたちのその他のアイデアはぜひ書籍を手にとってチェックしてみてください。実用的かつインスピレーションが湧きそうなDIYアイデア、そしてリノベ部屋で暮らすすてきなお部屋紹介がたくさんありますよ。
価格 1,500円+税 ページ数: 128ページ オールカラー 判型: B5 変/上製