最後に「手紙」を書いたのはいつですか?

メールや無料通話アプリが一般化したいま、あえて手紙を書く人も少なくなっています。普段パソコンを使っている人の中には、ペンで文章を書くのが苦手な人だっているはず。でも、手紙って届くとやっぱり嬉しかったりしますよね



「手紙だと、変に改まって何を書いていいかわからない」

そんな人には「短いメッセージ」がオススメ。なにも長い文章を書く必要なんてありません。Twitterのような「短いメッセージ」でも相手はきっと喜んでくれるはずです。

でも、それじゃあシンプル過ぎないかって? いえいえ、そんなことはありません。そのとっておきのメッセージを「ちょっとユニークなレターセット」で送るのが、ルーミー流なんです。



そんなルーミー流を体験してくれたのが、ルーミー読者のユキエさん。ダンス関係のお仕事をしながら、自らもダンサーとして活躍しています。さっそくですが、ユキエさんが手紙を送りたい「大切な人」って誰ですか?

「やっぱり岐阜に住んでいるですね。上京してからずっと応援してくれているので」

3日に1回はお母さんと電話やメールで連絡をするほど仲がいいそうです。でも、これまで手紙を送ることはほとんどなかったとか。



「メールやLINEは頻繁にするんですが、手紙を書くのって照れくさいですよね」

そうなんです、この照れくささが手紙を遠ざける一番の要因。ルーミーでは堅苦しくならないように「ちょっと変わったハガキ」を3つ用意してみました。



まず1つ目が「こけしだより」。東北6県の地域の特徴が表れた、こけし型の絵はがき。台座も付いているので立てて飾ることもできます。



封筒で送るだけでなく、こけしの裏面に切手を貼ってこのまま投函することも。これなら「照れくさいメッセージ」も堅くなり過ぎないですね。それぞれに愛嬌ある顔立ちのため、送る人に合わせて選ぶのも楽しいです。

2つ目もこけしアイテム。たまたまなんですけどね…。



こちらの「ボーダーこけしの手紙」は木製のミニこけし。首に荷札が巻き付けられていて、このボーダーこけしの手紙もこのままポストに投函することができるんです



中は空洞になっていて、巻物風の「おたより」が入れられる仕組みに。大切な人への応援メッセージに良さそう。ユキエさんもかなり気に入っていた様子。

そして3つ目は「ori-hagaki」。




裏にジオメトリックな柄が印刷された絵はがき。ガイドにそって折っていくと、かわいらしい動物に変身します。種類はパンダ、千鳥、亀、錦鯉から。折ったあとはメッセージが内側になるので、他の人に読まれることもありません。部屋に飾りたくなるかわいさです。



「こんなかわいいハガキだったらプレゼント感覚で送れそう。でも、肝心のメッセージがね…」

正直、短いメッセージもそれはそれでけっこう難しいもの。そこで「大切な人に短いメッセージで想いを伝える方法」を、言葉のプロである「詩人」さんにレクチャーしてもらいました。



協力してくれたのは、文月悠光(ふづき・ゆみ)さん。文月さんは高校3年生のときに発表した、詩集『適切な世界の適切ならざる私』で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少受賞した方。現在も、朗読会、ラジオ、テレビなど多方面で精力的に活動されています。

「詩」って聞くと、ちょっと難しそうな印象がありますよね? まずは、その辺りを文月さんに聞いてみました。

「身構える必要はまったくないんです。ただし、情報を伝達するための言葉ではなく、発見や驚きなどのイメージを与えるための言葉として詩を受け入れる。ここを混同すると詩が楽しめないかも。ここをわかってもらうのが一番難しいんですけどね」



文月さんの詩集『適切な世界~』は、10代のカオスな感性とエネルギーが、色彩豊かな言葉で綴られています。思春期の刺々しい感情の数々が不思議と心地よく、何度も読み返したくなるものばかりです。

とはいえ、今回は詩ではなく「大切な人へ贈るメッセージ」の書き方。文月さんには短い文章で気持ちを伝えるためのコツをいくつか教えていただきました。



まず、最初のポイントはどのような相手に向けて書くのかをはっきりとさせること。相手との距離感、親密度によって、文体の中でどれくらい敬意を払うのか、またそれをどのくらい崩すのかを考えるといいます。

もし文章の中で「ありがとう」や「おつかれさま」といった定型フレーズを使う場合、なぜ感謝をしているのか、なぜねぎらっているのかを一緒に伝えるとより効果的だとか。



手紙は基本的に1対1のもの。たった1人の大切な人だけを意識して、自分がその人にとってどういう存在でありたいか、どういう関係でありたいかを書く。すると、送られた側も自分のことを見てくれていると感じるそうです。



さらに、相手との付き合いがある程度長い場合は、これからの関係についてを最後に盛り込むと手紙に幅が出るとも。さすがは言葉のプロ。納得することばかりです。

そんな文月さんが「同年代の友だちへのメッセージ」として、作った一例がこちら。



いつも相談にのってくれて、ありがとう!
あなたが応援していてくれたから、
今、前向きな私でいられるんだよ。
私もあなたにとって、ただひとりの
そんな存在であれたらいいな。



短い文章の中に二人の関係をしっかりと表現しつつ、未来への提案も盛り込まれています。シンプルですがストレートに伝わってくるメッセージです。



ユキエさんもアドバイスをもとにメッセージを考えてみることに。小さい時に一緒になって遊んでくれたこと、思春期にケンカしたこと、そして大人になった今でも支えてくれていること…。手紙を書こうとするだけで、お母さんとの思い出がたくさんよみがえってきます。

どの思い出を入れるか、どんな言葉が最適か。大切な人への「とっておきのフレーズ」を考えるのも、けっこう楽しいひとときだったりします。

そんな思い出から生まれるメッセージを、いまから贈ってみませんか? 今回はルーミー流にユニークな手紙を使いましたが、思いを伝える手段はさまざま。今回のようにお母さんにメッセージを贈るなら、「雪肌精」の「KIZUNA MESSAGE」というキャンペーンサイトもありますよ。



ロングセラーブランドの雪肌精が “母娘のきずな”を応援するために立ち上げたキャンペーンサイトで、キャンペーン期間中、母の日に母親へメッセージを贈ることができるそう。さらに、このサイトから母親へメッセージを贈ると、先着10000名に「雪肌精」のサンプルセットが「母の日」前後に母親のもとに届けられるとのこと。

嬉しいのは「贈った側」にも、抽選で旅行券雪肌精のボトルセットが当たるチャンスがあるところ。メッセージだけでは照れくさいけど「プレゼントが当たるから」といえば、少しは照れ隠しになるのでは? 文月さんのアドバイスを参考に、お母さんへ日頃の感謝を伝える絶好のチャンス。雪肌精のキャンペーンサイトへはこちらからどうぞ。



「こういう機会があると、自分と相手との関係を見つめ直すことができますね」

始めは何を書いていいのか分からなかったユキエさんも、文月さんと話をしていくうちに「とっておきのメッセージ」が完成したようです。こちらがそのメッセージ。



いつも美味しいご飯を送ってくれてありがとう。
その中でも煮物が一番好き。
今度作り方を教えてね。
私にもいつか家庭ができたとき
お母さんの味を子供にも教えたいな。



いつも煮物を作っては、大量に送ってくれるというお母さん。そして、その味が大好きなユキエさんからのメッセージ。これ、かなり素敵なメッセージだと思いますよ!

大切な人へ、時間をかけてとっておきのメッセージを考える。忙しい毎日の中でも、そんな時間こそ大切にしたいもの。

みなさんは、誰にメッセージを贈りたくなりましたか?

[雪肌精 KIZUNA MESSAGE]

撮影協力:粋場
Photographed by kenta terunuma

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