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もはや燃えるような恋をする年齢ではなく、毎日締め切りに追われ、尻に火が付いているFP山崎(@yam_syun)です。今回は2巻まで勢いよく展開しているコミックを紹介します。

タイトルは「春の包帯少女」。佐藤ミト氏の作品です。1巻のコミックカバーに書かれた「俺は、彼女を 燃やした――。」というキャッチコピーは第1巻を手に取らせるインパクト十分でしたが、その内容も勢いある展開でした。

ごく普通の街、ごく普通の高校生カップルが「燃える」


ごく普通の街に、連続放火が続いていて不穏な空気漂うなか、ごく普通のういういしい高校生カップルが登場します。主人公の男性は夜桜ハル、ヒロインの女性は星見ナツ。ふたりはクラス公認のカップル。

しかし、ハルには「手が発火する」という本人も制御できない能力があり、恋人のナツを大ヤケドさせてしまいます。表紙にも描かれ、タイトルにも冠するとおり、「包帯少女」としてナツは描かれます。

ところが単純に放火魔=ハルというわけでもないようで、続く連続放火を背景に、ストーリーは徐々に進展していきます。そこに現れたのは正義感の強い転校生、満月アキ。彼女は放火事件により母を失った過去から犯人捜しをはじめます。

ハル、ナツ、アキの三者を軸に始まった駆け引きは、ナツにも謎の力あることが示唆され、謎の少年がアキに接触するところで、新しい展開を迎え……、そこで2巻が終了します。

サスペンスラブは3巻に向けて加速して、期待が募ります。たぶん、発売されたらすぐに買い込み、どこかのスタバかタリーズで一気読みすることでしょう。

熱さという体の痛さ、ウソという心の痛さ


2巻のオビ裏面には「36℃の痛みだけが燃え尽きない。」というキャッチコピーが書かれており、なかなか突き刺さります。

3人(今後4人になる?)の高校生の関係は、ナツの体を焼いてしまったという熱さによる「体の痛さ」だけではありません。ハルを苦しめる後悔という「心の痛さ」、ナツとアキが垣間見せるウソが自分自身を苦しめる「心の痛さ」がもつれ合って、なんともいえない緊張感を醸し出しています。

大人になってしまうと、心の痛みも体の痛みも感じることがあまりない人生になっていきます。どちらもヒリヒリするようなリアルな感覚なのが中学生や高校生の人間関係です。

時折挿入される、クラスメイトとの楽しい会話、優しい先生との学校でのやりとり、家族との穏やかなコミュニケーションさえ、「痛さ」を引き立たせる舞台装置と感じられます。

このまま素直な展開とはいかない雰囲気も漂っており、今後の展開に期待したくなります。

WEBコミックで3月最新話が読める


「春の包帯少女」はWEBコミック「COMICメテオ」で連載されています。第一話を含めてバックナンバーも何話か公開されていますので、ちょっと気になる人は試し読みしてみてもいいでしょう。

どうやら、3月中に新しいエピソードが公開されるようですから、そちらもチェックしてみたいところです。

春の包帯少女

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