瀬戸内海の島々を中心に開催される瀬戸内国際芸術祭

2010年の開催時に日系ブラジル人アーティストOscar Oiwaさんが香川県の男木島(おぎじま)において発表したのは、鏡の壁で両側を挟まれた、天井から床まで繋がる大きなプラスチックの白いキャンバスに、油性マーカーでひたすら実物大の島を描いた作品「Oiwa Island」。合わせ鏡の原理で永遠に続くような島の浜辺が生み出されていました。



モノクロですが、本当にそこに島が存在するかのようなほぼ実物大に近い、実に見事なアート作品。作業の様子を動画で見ると、これが本当にコツコツと描かれたことがよくわかります。

ところが2010年9月の終わりに悲劇が。隣の建物が火事になり、これが燃え移って複数の建物が焼け、「Oiwa Island」も焼失してしまったのです。

幸いなことに、彼の作品は芸術祭の大賞を受賞し、無条件に次回のフェスティバルにも参加することとなりました。



3年後、Oscarさんは瀬戸内国際芸術祭2013に帰ってきました。

今回は伊吹島にある廃校になった体育館に白いドーム型のキャンバスを作り、瀬戸内の風景を油性マーカーでひたすら描き、パノラマな実物大の島「Oiwa Island 2」を完成させたのです。




島に建てられた一軒の小屋。周囲は森と浜辺に囲まれ、モノクロイメージで島の独特な雰囲気に浸ることができます。



すべてが油性マーカーで描かれているのです。凄い! 燃えてしまった最初の作品をしのぐ迫力ではないでしょうか。

今回の作品は解体・組み立てが可能なようですので、いつしか世界の他の場所でも公表される日が来るかもしれません。

Oiwa Island 2 on Ibukijima [via OGIJIMA]
Oiwa Island, 2010 [OSCAR OIWA]

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense