ワタシ、引っ越します!
JAL SKY SUITE 777 に!
イラストレーターの黒坂麻衣さんと成田空港に行ってきました。ルーミー編集部に「JALの国際線新エコノミークラスシートがとにかくすごい!」との情報があったので、どんなものかとレポートです。
飛行機の旅。そりゃファーストとかビジネスとか憧れるけど、予算を考えるとやっぱりエコノミーになっちゃいますよね?
JALのエコノミークラスシートは、仕様一新で快適空間を実現! だそうで「うーん、でもエコノミーはエコノミーでしょ?」という黒坂さんの手を無理矢理引いて、機体へと案内しました。
とにかく快適! 10cmほど広がった座席と背もたれの秘密
そう、新シートは深みのある赤のファブリックを基調とした華やかな仕様になっています。
そう、前から見た風景とは一転、座席から見える色合いは落ち着いた濃いグレー。ヘッドレストにかけられたカバーも、“和”のテイストを醸し出していて、さらにブランケットとお揃いなデザインがニクい演出です。
と、CAの山中さんに説明をしていただいている間に、いつの間にか心地よく眠りに入ってしまった黒坂さん。
「カフェのソファみたいで一瞬にしてウトウトしてしまいました……」
それもそのはず、前後幅が約10cmも広がり、隣の席の人が前を通っても、まだまだ足下広々。2年もの月日をかけて開発された新シートはなんともゆったりした座り心地です。
ヘッドレストは上下に調整できるし、背もたれはこれまでのシートに比べて、デフォルトで若干リクライニングされているそうです。シャイなワタクシたち日本人……「倒していいですか?」その一言が言えない日本人のために。
タッチパネル式大型モニターで映画やゲーム三昧&USB端子装備
シートに座ると大画面のモニターが否応無しに目に入ります。こちらはタッチパネル式の10.6インチの大型モニター。最新のハリウッド映画からドラマなど多彩なチャンネルを楽しめます。機内限定免税品のショッピングもこちらの画面からできるのもうれしいところ。
シートでゆっくりくつろぐか、はたまた映画三昧か、機内のレクリエーション多すぎ! これなら長時間のフライトでも飽きずに楽しく過ごせそう! そう思っているだろう黒坂さんを振り返ると、テトリスに没頭中です。
二面をクリアしたところで、ようやく画面横のさまざまな小物入れや入力端子に気づいた黒坂さん。
そう、このシートには全座席にUSB端子がついています。端子下のホルダーにスマホやデジカメを入れてフライト中にゆっくり充電することができるんです。あっ、そうそう、ここだけの話ですけど、国際線機内インターネットサービス“JAL SKY Wi-Fi”導入路線では、機内でもWi-Fiの使用が可能です(1時間$11.95/24時間$21.95)。
さらに目を凝らしてUSB端子を凝視する黒坂さんですが、USBの下に別の端子も発見! こちらは映像入力端子となっていて、DVDプレーヤーなどをつなげば、自宅で録りためたドラマなんかを一気に見るなんていう荒技にも対応してくれます。
女性にうれしい気配り、小物入れやアメニティ類
引き続き新シートを堪能しまくる黒坂さんですが、たくさんの小物入れにもいろんなものを突っ込んで自分の空間づくりをお楽しみです。
「右上のホルダーにはリップやメガネとかを入れるのにぴったりですね。下についているアミアミのポケットにはペットボトルがぴったり! その右には小さな手帳や文庫本、チケットを入れると便利ですね」
そうコメントした途端、アイマスクと耳栓をしてまたまた眠りに落ちる黒坂さん。
いつの間にかCAの山中さんから機内アメニティをゲットしてたみたいです。アイマスクに耳栓をしてこのシートに座ると、自分の家なみのプライベート空間の出来上がりです。
フライト中、ご希望の方には、アイマスク、耳栓、歯ブラシを提供していただけるそう。CAさんをはじめ、スタッフのみなさんのホスピタリティ溢れる対応もまた快適な理由のひとつ。
結論、カフェにいるような一人の世界に没頭できる快適空間
「カフェのソファに座っているみたいにリラックスできて、周りを気にせず一人の世界に入り込めますね、ここは」と、今度はオノ・ヨーコ著『グレープフルーツ・ジュース』を読みながらまったり。
飛行機の中にいることを感じさせないコメントを残して、黒坂さんは空の旅に出ます。
今回紹介したSKY SUITE 777は、現在、成田-ロンドン線、ニューヨーク線、パリ線、ロサンゼルス線で毎日運航、2014年1月からはシカゴ線での運航も開始するそうです。
また、2013年12月からはこの快適なシートがボーイング767-300ER型機にも導入され、成田-バンクーバー線、クアラルンプール線、ホノルル線など、より身近な路線で体験できるようになります。
読者の皆さんもその目で、その身体で、新シートの乗り心地を試してみてはいかがでしょうか?
Photographed by Nagaomi KAWAHARADA
(星出智敬/EDIT INC,)