SHARE

90年代の初頭に渋谷で生まれた音楽の流行「フリーソウル」。

もともとはいろんな音楽を集めたコンピレーション・アルバムのタイトルだったのですが、フリーソウルという単語がそのままジャンルを表すようになりました。主に70年代のソウル、ロック、ジャズ、ワールド等のジャンルのなかから、心地よく踊れる楽曲を集めて使われた言葉で、そのサブテーマはエヴァーグリーン。ずっと色褪せない音楽という意味で用いられています。

それからしばらくして、「Céleste(以下セレスト)」という名前の音楽レーベルが誕生します。その目的はフリーソウルのサブテーマであるエヴァーグリーンと同じように、ずっと聴き続けることができる至福の音楽探しでした。

誕生してから約10年。今もセレストは世界中から至福の音を探して活動しています。そんなセレストのレーベルオーナーに気になっていたことをいろいろインタビューしてみました。以下がそのまとめです。

― セレストの設立について教えてください

「音楽作品についてユーザーに言葉で伝えるのはとてもむずかしい。音楽作品を音以外の媒体で表現すると過剰に飾られてしまうことがほとんどです。そんな音楽業界のなかで極めて純粋な状態で音楽作品を表現するアイコンになることを目指して、2000年12月に『セレスト』を設立しました」


― セレストがソフト化する音楽の基準とは?

「セレストには「空の青い色」「天上の」といった意味があります。思考と技術の結晶とも言える録音された完成度の高い音楽はセレストカラーのまばゆい光をまとっています。また初めて聴く音楽は、初めて出会う人のように簡単に理解することができません。レコードやCDなどの録音物は何度も繰り返して聴くことで記憶と経験のリンクを強め、どんどん染みこんでいく楽しさがあります。ちなみに繰り返し聞けるかどうかという音の普遍性がセレストの重要な基準になります」

― いままでどのような音楽イベントを行いましたか?

「いままで日本のアーティストと行ったイベントは、アパレルブランドEDIFICE/IENA主催のカフェ/クラブのツアーやインテリアショップIDEEとのコラボレーションイベント、その他タバコ会社がおこなったシークレット・イベントなど。先述のフリーソウル系のDJたちがインテリア・ファッション業界と関係があったので、それに関するイベントが多かったです」


― 音源をソフト化にするときに困った事はありますか?

「世界中の音楽を取り扱っているのにもかかわらず、契約先にご挨拶に伺うことができません。実際に会うことが出来ないので、いかに信頼を得るかが一番大変です。またデジタル音源については、まだ業界に不備があるので少しずつ調整をはじめていきたいです」

【今一番おすすめのアルバム】

セレストオーナーのオススメするアルバムをテーマ別に3枚選んでいただきました。

Andres Beeuwsaert / Cruces

Rumble Fish / Los Viajes del Dia

Gregory Privat / Ki Kote

【秋に聞きたい音楽】

Peter Fessler / Here’s That Rainy Day

Irene Sjogren Quintet / Sweet Surprise

Blossom Dearie / Winchester in Apple Blossom Time

【夜のムードに合う音楽】

Lisa Bassenge Trio / Going Home

Jazz-Hip Trio / Starlight Starblight

Anne Thomas / Secret Dreams

― 新しいジャンルへの取り組みは考えていますか

「新しいジャンルのミュージックは、ミュージシャンと共に作っていくものだと思っています。でもミュージシャン側はジャンルについてあまり深く考えていません。なぜかというと彼らは自分自身のオリジナルを常に追求しているからです。なので毎回新しいジャンルへ取り組んでいることになると思います」

*****

これまでに何枚もセレストが発売しているCDを購入しましたが、外れたことがありません。音楽は嗜好品なので好き嫌いがありますが、セレストの音楽はどれも心地良い音なので取っ付きやすいと思います。Célesteの文字を見かけたら一度手にとって見て下さい。そしてできることなら視聴してみて下さい。購入したら何度も繰り返し聴いてください。きっと幸せな気分になれるはずですから。

セレストのウェブサイトで一部視聴ができるので、まずはそちらをお試しください。そしてセレストのCDが購入できるショップ一覧はこちらです。

Céleste

この記事を気にいったらいいね!しよう

ROOMIE(ルーミー)の最新情報をお届けします。

あわせて読みたい

powered by cxense