2001年9月11日。世界を変えてしまうほどの出来事がニューヨークで起こりました。

それから12年が経過した今年、翌「9月12日」の日の出に合わせ、ニューヨーク・シティ・バレエ団のダンサー二人が、崩壊したWTCの跡地に建てられた「4WTC」の57階部分でダンスを披露しました。

繊細でしなやか、そして力強い二人のダンス。その映像に付けられたタイトルは「NEW BEGINNINGS(新しい始まり)」でした。



彼らの表現に言葉は必要ありません。

悲劇が起きた2001年9月11日、ニューヨーク・シティ・バレエ団はイタリアで世界ツアーの最中でした。その日の夜、リーダーのピーター・マーティンス氏は満席となった観客の前に現れ、こう告げました。

「私たちはダンスをするためにここに来ました。しかし、私たちの心は深い悲しみで崩壊してしまい、今夜ここで踊ることは不可能です」そして、彼は約束します。「しかし、一日だけ待ってほしい。明日になれば、きっと私たちは皆さんの前で胸を張って踊ることができるはずです」と。

翌「9月12日」、その言葉通り彼らはステージの上で見事なバレエを披露したそうです。

彼らにとって「9月12日」とは、タイトルにあるように悲しみを乗り越え「新しい始まり」を誓った日でもありました。その思いは12年経ったいまでも、彼らの中に色あせることなく残り続けているそうです。

使われている曲は、Arvo Partの「Spiegel im Spiegel」というもの。夜明け前のニューヨークもまた美しく、何度も見返したくなる映像です。

NEW BEGINNINGS [nycballet]

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