フィルムを使うか、デジタルで撮るか。
芸術的な観点から「フィルム」と「デジタル」のどちらの写真が優れているかは、カメラに詳しくない人でも気になる話題。知識はなくとも、フィルムで撮られた「雰囲気」ある写真に、デジタルにはない魅力を感じる人も多いはず。
ある人はその差を、フィルムが持つ「空気感」の違いとも言います。
Photographed by Dave from ShootTokyo
ところが、この「空気感」をデジタルカメラでも味わうことができます。それが、世界のフィルムメーカー富士フイルムが開発したデジタルカメラ「Xシリーズ」。そして、その最新機種がこちらの「X-M1」。
コンパクトで軽量ボディの中に、一眼レフ並みの機能が搭載されたミラーレス機「X-M1」。その特徴は、フィルムメーカー富士フイルムならではの「色」の再現性。特に「フィルムシミュレーションモード」では、アナログカメラが被写体に合わせて「フィルム」を使い分けるように、3種類の「色表現」を使い分けることができます。その種類とは、
ソフトな色合いの「ASTIA」と、実際に販売されているフィルムの特徴をそのままデジタルで表現。フィルムメーカーだからこそできる「色」にこだわった機能です。
こちらが、同じ写真で比べたものです。上からPROVIA、VELVIA、ASTIAの順番。ほんの少しの違いですが、確かに印象が異なります。色の再現性もとても綺麗。被写体によってフィルムを変える感覚は、アナログカメラでしか味わえなかった「写真を撮る楽しさ」を再認識させてくれます。
そして、その「写真を撮る楽しさ」は8種類の「アドバンストフィルター」を使うことでさらに広がりをみせてくれます。「アドバンストフィルター」とは、シャッターを押すだけで様々な個性的な写真を撮影できるという「X-M1」の機能の一つ。
一体どのような「フィルター」なのか? 実際に「X-M1」を片手に、街で撮影をしてみました。
ジオラマ風の写真が撮影できる「ミニチュア」。渋谷の交差点もミニチュアの世界に早変わりです。
レトロな雰囲気にしてくれ「トイカメラ」。角が少し暗くなり、トイカメラで撮ったようなかわいい色味の写真に仕上げてくれます。
豊かな階調表現が特徴の「ダイナミックトーン」。シャッターを押すだけで幻想的な空の写真も簡単に撮影できます。
特定色を残してそれ以外をモノクロにする「パートカラー」。街路樹の緑だけが浮かび上がるインパクトある写真に。
コントラストと彩度を強調する「ポップ」。まるでポップアートのように、カラフルでメリハリある画面になります。
全体を暗めにしながらもハイライトを強調する「ローキー」。重厚感ある被写体の撮影に最適です。
コンピューター上での画像編集は一切なし。「X-M1」で撮るだけで、誰でもこのような写真を楽しむことができます。
この他にもハイキー、ソフトフォーカスなど、創造性を刺激してくれるフィルターばかり。仕上がりイメージを液晶モニターで確認しながら撮影できるのも嬉しいポイント。このような写真がシャッターを押すだけでサクサクと撮影できるんですから、使っていて楽しくない訳がありません。フォトウォークにはピッタリのカメラです。
フィルムで撮る「楽しさ」と、デジタルで撮る「機能性」。それらをうまくミックスさせた印象の「X-M1」。フィルムメーカーの富士フイルムだからこそ出来る「フィルムとデジタルの共存」という考え方。これは間違いなく、富士フイルムにしか作れないカメラです。
X-M1 LOVE PHOTO[FUJIFILM]
[ShootTokyo]